漫画のレビュー&随想 | 100夜100漫

――夜毎、お話ししましょう。貴方が私を縊(くび)らぬ限りは。

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【一会】『アルテ 7』……一つの仕事の終わりに

アルテ 7 (ゼノンコミックス)

 ルネサンス後期のイタリアを舞台に、貴族出身の少女アルテの画家修業を描く『アルテ』。現在8巻まで刊行されていますが、まずは昨夏刊行の7巻について書きたいと思います。

 名家ファリエル家の若き実力者ユーリに請われ、一家の肖像画を制作し、同時に当主の娘カタリーナの家庭教師を勤めるためヴェネツィアにやってきたアルテ。それらの仕事は今巻でひと段落となり、彼女はある選択を下すことになります。
 ――ですが、ひとまずアルテの話は一休み、物語はしばし、女中のダフネをクローズアップすることとなります。使用人たちの間で密かに行われていた「アルテがカタリーナを教育できるか否か」という賭けにひとり勝ちした彼女が、その儲けをどう使うか、というのが冒頭2話「密事」の骨子と云えるでしょう。

(さらに…)

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【探訪】ちはやふるの世界~末次由紀 初原画展~…色彩あふれるギャラリー

 2018/03/31  漫事探訪

 アニメ化・映画化の話題も尽きない青春かるた漫画『ちはやふる』の、初めての原画展「ちはやふるの世界~末次由紀 初原画展~」(公式サイト)が、3月23日から4月1日まで、東京池袋の西武ギャラリーで催されている。もうじき終わってしまうけれど、ギリギリ行けて写真撮影も大体OKだった……

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【探訪】コミティア123参加記録…西展示棟を上へ下へ

 2018/02/11  漫事探訪

 今年最初のコミティア123にもどうにか参加できたので、例によって写真と文章を残したい。  過去の記録は下のリンクからどうぞ。 【探訪】コミティア122参加記録…天候も回復、気楽に一回り 【探訪】コミティア121参加記録…いつもより結構じっくりと 【探訪】コミティア1……

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【一会】『双亡亭壊すべし 7』……2つの再会と、2つの遭遇

 地上の悪意と遙か彼方からの悪意。双方が絡み合って建立されたかのような奇妙な館〈双亡亭〉をめぐり、総理が、能力者たちが、異星からの帰還者が、父を亡くした子どもが、そして絵描きが死力を尽くす宇宙的怪奇熱情活劇『双亡亭壊すべし』。つい先日刊行の7巻に追いつきました。概要と思っ……

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【一会】『双亡亭壊すべし 6』……命を振り絞るということ

 呪わしいおばけ屋敷に対抗する人間たちの知恵と能力を結集した、亡者VS生者の物語と思いきや、屋敷に干渉する宇宙の彼方からの意思が明らかとなり、にわかにSFチックホラーアクションの色を帯びてきた『双亡亭壊すべし』。先日に引き続いて、昨年10月刊行の6巻について書きたいと思い……

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【一会】『双亡亭壊すべし 5』……黒と哄笑の来歴

 絵描きを目指す凧葉務(たこは・つとむ)、短刀を用いて魔を祓う刀巫覡(かたなふげき)の柘植紅(つげ・くれない)と、その弟・立木緑朗(たちき・ろくろう)、そして45年前の飛行機事故から変貌した姿で生還した凧葉青一(――・せいいち)。その4人を中心に、謎と悪意に満ちた館〈双亡……

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【一会】『七つの大罪 29』……動く状況、去らぬピンチ

 年明けから三度アニメ化もされた『七つの大罪』。エリザベスをめぐって歩んできた、メリオダスの3000年にわたる過酷な時間が明かされ、“騎士団〈七つの大罪〉と魔神族との戦い”や“アーサー王伝説にどう繋がるか”ということに加えて、“彼と彼女の終着点”も気になることになってきま……

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【一会】『七つの大罪 28』……良くも悪くも、因果は巡る

 多種族による7人だけの騎士団〈七つの大罪〉と、世を滅ぼそうとする魔神族の戦い、そしてその背後にある魔神族と女神族という対立する二種族間に芽生えた愛の悲劇を描く『七つの大罪』。過日に引き続き、昨年10月刊行の28巻について語ります。  ちなみに今巻の限定版はキラキラ缶バ……

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【一会】『七つの大罪 27』……憂心去らぬ、再集結

 魔の血を受け継ぎながら平和を願ったメリオダスを団長に、様々な種族が集った7人の騎士団〈七つの大罪〉の戦いと、過去の因縁を解き明かし、アーサー王の伝説へと連なる前日譚『七つの大罪』。27巻が出たのは去年7月です。既に29巻まで出ている本作ですが、まずは今巻から、読んで思っ……

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【探訪】コミケ93三日目…あわやホワイト・コミケット

 2017/12/31  漫事探訪

 2017年最後の1日にして、コミケ最終日の今日。無事に参加して帰ってこられたので、年が明ける前にまとめておこう。  3日目の今日の、主なジャンルは以下の通り。  男性向、鉄道・旅行・メカミリ、創作(少年)、学漫、歴史・創作(文芸・小説)、オリジナル雑貨、評論・情……

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