2巻から8か月を経ての3巻刊行となった、メルヘンチックとオヤジチックの共存が相変わらずカオスな魅力の『魔方陣グルグル2』。前作『魔法陣グルグル』の新装版も出揃ったので、『2』から入った読者も安心といったところでしょうか。 サビーナ王国での惨劇(笑)から人々を救うため……
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【一会】『月影ベイベ 4』……何かが変わる、その瞬間

富山県八尾を舞台とした、伝統舞踊“おわら”にまつわる恋物語『月影ベイベ』も4巻を迎えました。
“おわら”大好きな高校生の佐伯光(さえき・ひかる)と、東京からの転校生でありながら優美な“おわら”を踊る峰岸蛍子(みねぎし・ほたるこ)。この2人と、光の伯父で蛍子ともただならぬ関係を匂わす佐伯円(さえき・まどか)をめぐって始まったこの漫画。今巻は七月の演技発表会の直後までが収録されていますが、ある意味では前巻まではプロローグだったのかもしれません。
そう思えるほどに、今巻収録の第十七話は王道にして綺麗、そしてドラマティックです。
初夏の北陸の宵、清冽な川の流れ、たゆたう淡い光と静かに舞う彼女。光の“その瞬間”に、これほど魅惑的な状況を用意した、そのセンスに乾杯です。2人の幼少時代—−十数年前には何か伏せられた事情があるようですが、そのもやもやを補って余りある名場面だと思います。
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【一会】『七つの大罪 11』……“ただの言葉”が力になる時
今月5日からのテレビアニメの影響がやはりすごい『七つの大罪』。勢いづいたところで11巻の刊行となりました。今巻を思い切り圧縮すると、王都での“七つの大罪”VS聖騎士の闘いに一応の決着が……と思いきや、魔神の血によって、事態は更に混迷を極めていく――といったところでし……
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第188夜 独りで穏やかに生きていける、つもりだった…『ヒミズ』
「ねぇ・・・・何かないの? ・・・・有名になりたいとか/お金持ちになりたいとか・・・・若者らしいフレッシュなヤツは」「ないね」「オレはモグラのようにひっそりと暮らすんだ・・・・・・・・」 『ヒミズ』古谷実 作、講談社『ヤングマガジン』掲載(2001年1月~2002年……
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【一会】『就職難!! ゾンビ取りガール 2』……あれ? 「成功」してるし恰好いい…?
『就職難!! ゾンビ取りガール』の1巻もよかったのですが、2巻でぴたりと軸が決まった気がするので書き留めます。 ゾンビが出る世の中、全国区では知らない人の方が多そうな東京都下(田無とか小平あたり?)を舞台に展開する、ゾンビ的事象に対処する零細企業「ゾンビバスターズ」……
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第187夜 勤労少女たちが隠し持つ寸鉄は、人を刺すか…『かなめも』
「このたくさんの新聞あまってるんですか?/これ押し…」「わ――――/わ――――/わ――――/わ――――!!!」「…花作るのに何部かいただいていいですか?」「いいわよ」「あれ? ひなたさんどうかしたんですか? 『かなめも』石見翔子 作、芳文社『まんがタイムきららMAX……

