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漫画の感想やレビュー、随想などをつづる夜

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第152夜 その追憶は、貴方を縛るものではなくて…『マイガール』

「コ…コハル…/ママを大好きな人と一緒にいたい…」「ぼ…僕には/陽子さんと離れて生きていける方法なんて…/分かりません…/けど…/君がこれから送ろうとしている日々を…/僕は知ってる…/同じ気持ちを持ってるなら…/探す手伝いが出来るかもしれない…/じ…自信はないけど…/い…一緒に…/暮らしてみましょうか…」「はい…」


マイガール 1 (BUNCH COMICS)

マイガール佐原ミズ 作、新潮社『週刊コミックバンチ』掲載(2006年5月~2010年8月)

 笠間正宗(かざま・まさむね)は、文具メーカーの企画職として、企画書を出しては没を食らうという冴えない日々を送っていた。そんな彼に、ある日届けられたのは、5年前に彼を置いて留学してしまった4歳上の恋人、塚本陽子(つかもと・ようこ)が留学先で事故死したという報せだった。
 茫然とする彼に、陽子には子どもがおり、しかもその父親は正宗だと告げる陽子の母。傷心に追い打ちをかけるような告白に思わず拒絶する正宗だったが、5歳になるその子――コハルと触れ、同じ気持ちを持つ者として、ともに暮らそうと決意を固める。
 喪失感に包まれながらも、正宗や陽子の親、近所の家庭などと触れあいを重ねながら、2人の親子生活は続いていく。それは、消えない痛みを抱きながらも、前を向くための日々なのだ――。

(さらに…)

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