100夜100漫

漫画の感想やレビュー、随想などをつづる夜

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「 悲壮 」 一覧

【一会】『七つの大罪 24』……情を知った弱さ、それを捨てた強さ

七つの大罪(24) (講談社コミックス)

 騎士団〈七つの大罪〉を筆頭とする人間側と、〈十戒〉の率いる魔神族との戦いを描く鈴木央的アーサー王物語『七つの大罪』。昨年12月に24巻が発刊されました。3か月遅れとなりましたが、色々と書いてみたいと思います。
 ちなみに今巻の限定版付録である「いろはかるた」は、今年のお正月は遊べずじまい。カードを眺めて満足してしまいました。来春には遊べるでしょうか…。

 今巻では、大きく分けて2つの戦いが描かれています。まずは前半、〈憤怒の罪(ドラゴン・シン)〉メリオダスとデリエリ&モンスピートの戦いから見ていきましょう。

(さらに…)

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【一会】『進撃の巨人 21』……命の選択、“壁の外”の来歴

 やはり前巻の予告通りの発刊時期となった『進撃の巨人』21巻。遅くなりましたが、読んで思ったことなど書いていきたいと思います。  決着が近づくウォールマリア奪還戦。前巻において、どうにか敵主力の多くを打倒した人類側ですが、支払った代償もまた大きなものでした。大多数の……

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【一会】『いぬやしき 7』……殺戮のさなか、再びの邂逅

 エイリアンと思しき存在が引き起こしたアクシデントにより、人智を超えたスペックのアンドロイドとなってしまった初老の犬屋敷壱郎(いぬやしき・いちろう)と、高校生の獅子神皓(ししがみ・ひろ)。彼らの活躍あるいは暴走を描いた『いぬやしき』の、前巻の予告からして嫌な予感しかしない……

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【一会】『七つの大罪 22』……世界を覆う、そのものの名は絶望

 つい先日21巻について書いた『七つの大罪』ですが、早くも一昨日に22巻が刊行となりました(自分が読むのが遅かっただけですが)。珍しく早めに読みましたので、レビュー&思ったことを書きたいと思います。  その前に、恒例の限定版付録ですが、今回はミニキャラが描かれたペットボ……

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【一会】『猫瞽女―ネコゴゼ― 3』……その過去に、戦慄と涙

 戦後まもなくソ連に占領され、共産主義が台頭したパラレルな日本を舞台に、擬人化された猫たちによる遊侠活劇を描いた『猫瞽女―ネコゴゼ―』。盲目の女芸能者・瞽女(ごぜ)にして三味線に仕込んだ暗殺剣の達人でもある夜梅(ようめ)と、ロシア正教に由来すると思われる“機密”により対象……

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【一会】『ベルセルク 38』……“白”と“光”は、似ているようで違う

 現在連載中の漫画では、最高峰のダークファンタジーに数えられる三浦健太郎氏『ベルセルク』の3年ぶりとなる新刊38巻が、先月発刊されました。いくぶん中途半端ではありますが、今巻から言及したいと思います。  長大にして未だ道半ばの物語を要約するのは困難ですが、黒い剣士ガッツ……

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【一会】『いぬやしき 6』……地上で、宇宙で、迫る破滅の時

 エイリアンと思しき存在による事故に巻き込まれたため、超ハイスペックなアンドロイドとなってしまった初老の会社員・犬屋敷壱郎(いぬやしき・いちろう)と高校生の獅子神皓(ししがみ・ひろ)。銃をものともしない戦闘能力と、難病すら完治させる治療能力を有する彼らそれぞれの、“生きて……

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【一会】『進撃の巨人 19』……“壁”の内外、覚悟の対比

 予定通り今月8日に『進撃の巨人』19巻が刊行となりました。遅れ馳せですが概要と感想を書き留めていきます。  ちなみに、今巻の限定版の付録は全52枚のポストカードです。特に新規描き下ろしは無いようですが、これまでの単行本や月マガの表紙イラストはもちろん、『FRaU』『ミ……

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【一会】『Pumpkin Scissors 20』……蜈蚣のように殺し、厳として屠る

 “帝国”とフロスト共和国の戦争によって生じた「戦災」への対処を旨とする帝国陸軍情報部第3課、通称「パンプキン・シザーズ」。“お祭り部隊”と揶揄される課にあって、真の戦災復興と正義とは何かを問い続ける貴族出身のアリス・L・マルヴィン少尉と、特殊部隊群「不可視の9番(インヴ……

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第206夜 それはまるで天鵞絨のような悪…『校舎のうらには天使が埋められている』

「ようこそ/4年2組へ/ずぅ――――っとなかよしでいようね」 『校舎のうらには天使が埋められている』小山鹿梨子 作、講談社『別冊フレンド』掲載(2011年8月~2013年5月[本編]、同12月~2014年4月[後日譚〈触〉編])  赤ヶ瀬小学校4年2組に転校してき……

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