様々な種族から成る騎士団〈七つの大罪〉と、魔神王に従う〈十戒〉。両者の戦いを描きつつ、背景には各種族の思惑が描かれた”円卓の騎士”的バトルファンタジー漫画『七つの大罪』。引き続き周回遅れ気味(既に27巻も刊行済み)ですが、5月刊行の26巻について書きたいと思います。 ……
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【一会】『3×3EYES(サザンアイズ) 鬼籍の闇の契約者 1』……暗黒の“神”は何を望む
80年代の終わりからゼロ年代はじめに連載された伝奇活劇漫画『3×3EYES』(100夜100漫第100夜)。そのラストから12年後の出来事を描いた「幻獣の森の遭難者」が昨年完結しましたが、そのさらなる続篇「鬼籍の闇の契約者」の1巻が、去る6月に刊行されました。かなり遅くなって恐縮至極ですが、概要と思ったことなどを書こうと思います。
今巻のスタートは、時間軸的には恐らく「幻獣の森」の直後から。身体を何かに侵襲された青年による、「木星を消滅させたら」という不吉なモノローグが語られつつ、物語は始まります。
冒頭の舞台は南インド洋上に浮かぶ海上基地(というか一種のプラント?)「エディアカラ」。『3×3EYES』本編の最終章の舞台となったサンハーラ神殿の直上にあるこの施設で、八雲は新たな敵・スキウロスと相まみえます。
インドの派手目なおじさん的外見(冒頭アイキャッチ画像の右上参照)に似合わずお姉言葉で話すスキウロス。彼(でいいのだろうか?)の野望を一言で説明すれば、それは人類と鬼眼王との同士討ちということになろうかと。鬼眼王と云えば、かつては八雲たちと激しく戦い、一応の決着を見た今は月の裏側に立つ龍皇城に住まう三只眼吽迦羅の覇王です。直に手を出すことは実力的に困難なので、人間をそそのかすという搦め手を使おうということでしょう。
彼が「エディアカラ」に取り入ったのもその一手だと思われますが、どうもこの手は奏功しなかったようです。それは八雲の活躍というよりも、他の何かによるようで。その後の分析によれば、サンハーラは海水から電子を分離し、何かを生み出したとされています。ハーンは「暗黒物質ダークマター」と云っていますが、果たして実態は何なのでしょう。
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【一会】『いぬやしき 9』……束の間の平穏、そして迫る大災厄
普通の人間だった初老男性と男子高校生が、異星人が起こしたアクシデントによって高性能のアンドロイド化。それぞれ極に振れた2人を対比し、人智を超えた能力を誇る機械となった男子高校生・獅子神皓(ししがみ・ひろ)の暴走を食い止めようとする初老男性・犬屋敷壱郎(いぬやしき・いちろ……
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コンピューターRPGを思わせるダンジョンの中、その深層でドラゴンに喰われた仲間を救うため、生息するモンスターを調理して栄養補給しつつ冒険を進める一行を描いた『ダンジョン飯』。4巻が出たのも2月の話になってしまいましたが、改めてその概要と感想を記したいと思います。 ち……
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普通の人間だった初老男性と男子高校生が、異星人が起こしたアクシデントによって高性能のアンドロイド化。一方は人を救い、一方は人を殺すという両極に振れた彼らの対比と対決を描く『いぬやしき』の8巻が、1月に刊行されました。色々あって4か月も経ってしまいましたが、その概要と感想……
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【一会】『魔法陣グルグル2 7』……そして魔王となったもの
基本はファンタジー&メルヘンだけど、随所に滲む日本の観光地のお土産屋さん的な(良く云えばアットホーム、悪く云えば所帯じみた)雰囲気が特徴的なRPG的冒険譚の続編『魔法陣グルグル2』。1月末に7巻が出ました。初代から数えて3度目のアニメ化も決まったとのことで盛り上がる中、……