漫画のレビュー&随想 | 100夜100漫

――夜毎、お話ししましょう。貴方が私を縊(くび)らぬ限りは。

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「 一画一会 」 一覧

【一会】『七つの大罪 25』……3000年の過去で見るものは

七つの大罪(25) (講談社コミックス)

 伝説的騎士団〈七つの大罪〉と魔神王に従う〈十戒〉という2つのグループの戦いを中心に、物語の舞台ブリタニアをめぐって絡み合う各種族の思惑が描かれつつある『七つの大罪』。周回遅れ気味(既に次巻が出ています…)ですが、3月刊行の25巻について書きたいと思います。
 今巻の限定版は特製ウォールステッカー。思わず限定版を買いましたが、実際に貼ろうとするとちょっと躊躇われます。電灯やスマホ周りに貼ることを想定されたシールというのは、いいアイディアだと思いますが…。

 それはともかく本編の始まりは、〈嫉妬の罪(サーペント・シン)〉ディアンヌと〈怠惰の罪(グリズリー・シン)〉キングの裸の遭遇から。しばし楽しげな時間が流れますが、〈十戒〉のメンバーである「安息」のグロキシニアと「忍耐」のドロールが襲来。戦闘となります。
 先代妖精王と巨人の始祖という因縁浅からぬ相手に、2人も全力で抗しますが、桁違いの実力に早々と決着がつきます。しかし、〈十戒〉の2人が持ちかけたのは、まさかの提案でした。
 〈十戒〉となり、その瞳は漆黒に塗り潰されたものの、それは彼らなりに考えがあってのことのようです。それぞれの後裔であるディアンヌとキングに試練を与え、自分たちを超える力を持つようになって欲しい。彼らの本心はそういうことかと思えます。
 当然、試練には死の危険も伴うようですが、〈大罪〉の2人は一も二も無く承諾。グロキシニアが云うには「もう1人の友人から教わった」というドルイドの術により、2人の意識は過去へと向かいます。

(さらに…)

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【一会】『ダンジョン飯 4』……決戦の果て、癒やしのひと時と暗雲

 コンピューターRPGを思わせるダンジョンの中、その深層でドラゴンに喰われた仲間を救うため、生息するモンスターを調理して栄養補給しつつ冒険を進める一行を描いた『ダンジョン飯』。4巻が出たのも2月の話になってしまいましたが、改めてその概要と感想を記したいと思います。  ち……

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【一会】『白暮のクロニクル 10』……イヴの決着

 厚生労働省の夜間衛生管理課(通称「やえいかん」)の新人・伏木あかり(ふせぎ・――)と、その夜衛管が管轄する不死人種“オキナガ”の少年(に見えて中身は88歳の“ご老人”)雪村魁(ゆきむら・かい)。このバディを中心に、12年ごとに女性を惨殺するシリアルキラー「羊殺し」の追跡……

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【一会】『いぬやしき 8』……意識不在の決戦

 普通の人間だった初老男性と男子高校生が、異星人が起こしたアクシデントによって高性能のアンドロイド化。一方は人を救い、一方は人を殺すという両極に振れた彼らの対比と対決を描く『いぬやしき』の8巻が、1月に刊行されました。色々あって4か月も経ってしまいましたが、その概要と感想……

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【一会】『魔法陣グルグル2 7』……そして魔王となったもの

 基本はファンタジー&メルヘンだけど、随所に滲む日本の観光地のお土産屋さん的な(良く云えばアットホーム、悪く云えば所帯じみた)雰囲気が特徴的なRPG的冒険譚の続編『魔法陣グルグル2』。1月末に7巻が出ました。初代から数えて3度目のアニメ化も決まったとのことで盛り上がる中、……

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【一会】『アルテ 6』……まずは自分の場所で

 ルネサンス末期の16世紀。その古典文化復興の中心地となったイタリアの、男社会な絵画界に、ひとり飛び込んだ貴族の娘アルテを描く絵画修行漫画『アルテ』。1月に6巻が刊行となりました。読んで思ったことを書きたいと思います。  師匠レオのアトリエに住み込んで研鑽を積んでい……

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【一会】『双亡亭壊すべし 3』……人は、辛い過去の奴隷ではない

 東京都豊島区にある“おばけ屋敷”、双亡亭が引き起こす奇怪な凶事と、そこに巻き込まれ、これを破壊せんとする人間たちのドラマ『双亡亭壊すべし』の3巻が、1月に刊行されました。ついに双亡亭内に侵入した駆け出し絵描きの青年・凧葉務(たこは・つとむ)と魔を払う〈刀巫覡(かたなふげ……

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【一会】『七つの大罪 24』……情を知った弱さ、それを捨てた強さ

 騎士団〈七つの大罪〉を筆頭とする人間側と、〈十戒〉の率いる魔神族との戦いを描く鈴木央的アーサー王物語『七つの大罪』。昨年12月に24巻が発刊されました。3か月遅れとなりましたが、色々と書いてみたいと思います。  ちなみに今巻の限定版付録である「いろはかるた」は、今年の……

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【一会】『乙嫁語り 9』……同じ方を見ている2人

 昨年暮れに出た、中央アジア諸方お嫁ストーリー『乙嫁語り』の第9巻。だいぶ遅くなりましたが、つれづれ感想などを書きたいと思います。  前巻に続きまして物語は、手先も態度も不器用系なパリヤのエピソードです。  アミルの実家ハルガルの襲撃により家がほぼ全壊し、以来アミ……

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【一会】『月影ベイベ 8』……母への想いと告白の舞

>  富山県富山市八尾に伝わる、越中おわら節に乗せて人々が舞う祭「おわら 風の盆」。その「おわら」をモチーフに、高校生の佐伯光(さえき・ひかる)と峰岸蛍子(みねぎし・ほたるこ)、光の伯父にあたる佐伯円(――・まどか)らの関係を描く『月影べイベ』。8巻が出たのも昨年の話に……

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