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【一会】『白暮のクロニクル 2』……“オキナガ”たちの日常的な悔恨
早いものでもう『白暮のクロニクル』の2巻が出ました(出たのはGW前の4/30ですが)。とはいえ1巻から3か月経ってますので、週刊連載としては普通のペースですかね。
さて、今巻で描かれた要素は、羊殺しの犯人は誰か…という話は置いておいて、大きく云うと2つかと。不死である“オキナガ”な人々の日常と、その1人である主人公格の雪村魁(ゆきむら・かい)の過去です。
物語は過去と現在を行き来する形で展開しますが、過去編は終戦間際の戦地から始まり、終戦を経て今に連なる切ない幕切れ。これまでのままじゃいられなくなった人間の、決別の物語と云えるでしょうか。
対して現在の方は、眉毛がトレードマークな伏木あかり(ふせぎ・−−)が、夜間衛生管理課(やえいかん)の通常業務として地域に住まう“オキナガ”の人々を訪問していく様子を描きます。歳をとらず、殺されなければ死なない“オキナガ”ですが、その暮らしぶりは独居老人のそれと同じ。来訪者が政府の人間だとしても、たまのお客だから無駄話をしたくなる。割と現実世界でも聞くような話が、ここでも展開されています。

