戦後まもなくソ連に占領され、共産主義が台頭したパラレルな日本を舞台に、擬人化された猫たちによる遊侠活劇を描いた『猫瞽女―ネコゴゼ―』。盲目の女芸能者・瞽女(ごぜ)にして三味線に仕込んだ暗殺剣の達人でもある夜梅(ようめ)と、ロシア正教に由来すると思われる“機密”により対象……
【探訪】コミケ90一日目…割と涼しめ、と思いきや――
例によってコミケに行ってきたので、記録を残そうと思う。
C90初日の今日の主なジャンルは以下の通り。
FC(ジャンプ系、ガンガン系、TIGER&BUNNY、ガンダム、アニメ、その他)、創作(JUNE/BL、少女)、オリジナル雑貨 ほか
ちなみに二日目、三日目の記事は以下からどうぞ。
【探訪】二日目…割とスムーズに、回って撮って寄り道も
【探訪】コミケ90三日目…大混雑と熱気の最終日
会場到着
いつも通りのスロースターターのため、豊洲駅に着いたのは12時近く。
お陰で混雑はほとんど無し。平日だからというのもあると思うけれど。
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【探訪】羽海野チカの世界展 ~ハチミツとライオンと~…“ふわふわ”と“勝負”のナイスマッチ
 2016/08/10  漫事探訪
8月4日から17日まで、池袋西武で「羽海野チカの世界展 ~ハチミツとライオンと~」が催されている。先日うかがってきたので、場内は撮影不可のため内容的な写真はないが、周辺の写真と簡単な感想を書き留めたいと思う。 同展の詳細については、以下のサイトからどうぞ。 羽海野チカの世……
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【一会】『双亡亭壊すべし 1』……何を憎み、何ゆえ破壊を願うのか
『うしおととら』(100夜100漫第64夜)『からくりサーカス』(第27夜)『月光条例』(一画一会第26巻以降)など、藤田和日郎先生の作品には多く言及してきましたが、先月、新たな連載作品『双亡亭壊すべし』の1巻が刊行されました。ひと月ばかり遅くなりましたが、読んで思った……
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【一会】『ベルセルク 38』……“白”と“光”は、似ているようで違う
現在連載中の漫画では、最高峰のダークファンタジーに数えられる三浦健太郎氏『ベルセルク』の3年ぶりとなる新刊38巻が、先月発刊されました。いくぶん中途半端ではありますが、今巻から言及したいと思います。 長大にして未だ道半ばの物語を要約するのは困難ですが、黒い剣士ガッツ……
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【一会】『コトノバドライブ 3』……不思議に遇って、ふと物思い
こぢんまりとしたスパゲティ屋「ランプ」の店員・すーちゃんの日常に、1話あたり1つだけ、5分間の不思議な時空を添えて描かれる、少し不思議系日常漫画『コトノバドライブ』。3巻が出てだいぶ経ってしまいましたが、読みましたので書き留めたいと思います。 今巻では、昨秋から……
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【一会】『アルテ 5』……“違い”なんて、無いからこそ
16世紀初頭イタリア。女性の社会進出が難しかったこの時代を舞台に、貴族の出ながら画家を目指して奮闘する少女アルテの修行の日々と、当時の人々の生活をつぶさに描く『アルテ』。6月下旬に5巻が出ましたが、このほど読みましたので書きたいと思います。 前巻で、生まれ育った……
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【一会】『七つの大罪 21』……4戦4様、それぞれの大喧嘩
騎士団〈七つの大罪〉や聖騎士達と、〈十戒〉を筆頭とする魔神族との、中世イングランドを思わせる世界ブリタニアでの戦いを描いた『七つの大罪』。鈴木央先生アレンジによる“アーサー王と円卓の騎士”物語とも云われるこの漫画の21巻が出たのは、もう2か月弱前のことですが、読んで考え……
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【一会】『月影ベイベ 7』……なのに、心に沁み入るのは彼の言葉で
富山県八尾を舞台に、高校生の佐伯光(さえき・ひかる)と峰岸蛍子(みねぎし・ほたるこ)、光の伯父にあたる佐伯円(――・まどか)の3人による淡い三角関係を中央に置き、八尾の伝統舞踊“おわら”をめぐる人々を描いた『月影べイベ』。一時休載もあったようですが無事に再開され、ひ……
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【一会】『ドリフターズ 5』……“天下分け目”、再演か
古代から第二次大戦まで、数多の英雄がファンタジー世界に集い、2つの陣営に分かれて戦う史実考証重視系浪漫バトル漫画『ドリフターズ』。戦いだけでなく、それに付随してファンタジー世界に文明上の革新がもたらされていく過程がまた見どころの漫画です。新刊5巻が出ましたので、刊行……