【探訪】コミティア105(自主制作漫画展示即売会)に行ってきました
2014/02/03
相変わらず夏休み状態の本ブログで恐縮だが、今日は東京ビッグサイトで実施されたコミティア105に行ってきた。
自分は、一昔前にコミケに出品するサークルを手伝って二次創作小説を3、4篇書いたくらいで、こうしたイベントからはしばらく足が遠のいていたのだが、本ブログを始めたこともあり、今年は行こうと思っていた。
残念ながら都合が悪く、先週のコミケには行けなかったため、その代替のつもりで今日のコミティアに参加したのだが、初めてのコミティアは、かなりコミケとは違った雰囲気に感じられた。写真に加え、その辺りも含めてルポしたいと思う。
国際展示場駅前のローソンは先週に引き続いての実戦配備。とはいえ、コミケに比して圧倒的に少ない人出のため、長閑なものだった。見切り品で100円だった「痛茶」を購入して水分補給。
ビッグサイトまでの道もコミケと違ってさっぱりしたもの。コミケ時には全員店長レベルのスタッフが対応するというベローチェも、今日は平静を保っていた。
晴天下のビッグサイト。会場に到着したのは12時頃だったが(コミティアの開会時間は11~16時)、順番待ちもなく中に入れた。
ちなみに東4ホールでは国際鉄道模型コンベンション、東1・2ホールではポケモンゲームショーが催されていた。
特に障害もなく入場口に到着。コミケカタログに当たる『ティアズマガジン』が入場券になる。特定書店での事前販売では1,250円、当日販売では1,000円。かなりの分量があるので、余裕があれば事前に購入して熟読しておいた方がいいだろう。
人出はこのくらい。各ブースはジャンルで大まかに分かれており、『ティアズマガジン』に見取り図が掲載されている。ちなみにコミティアは二次創作の取り扱いはない。
同人誌の即売の他、「出張マンガ編集部」として各誌から編集者が出向、持ち込み作品にアドバイスをしていた。
漫画教室「いるかM.B.A.」による漫画ネームの展示なども。
大手書店のジュンク堂が出張で商業誌販売を行っていた。なぜか富士宮やきそばとオムそばの屋台も。見た限り、会場内で食品を販売していたのはここだけだったので、色々なブースで焼きそばを食べる人が見られた。
コミケに比べ、全体的に落ち着いた印象を受けた。それは、参加者の平均年齢が(恐らくは)コミケよりも高いからではないだろうか。二次創作やコスプレがないことも背景としてあるだろう。
成年向けジャンルもあるものの絶対数としては少なく、漫画以外にもゲームや文芸、実用書、写真、音楽、グッズと多岐にわたってオリジナル作品の即売が行われていた。
漫画について云えば、オリジナルであるが故にパロディや元作品の知識を前提とした内容ではなく、(当然だが)純粋に漫画として読まれることを目指したものだった。
そうした作物を落ち着いて吟味できるのは魅力的だ。ごく一部を除いては行列などもなく、体力的にも楽な部類に入るだろう。15時以降は『ティアズマガジン』完売後(2014.2.3訂正)は入退場自由になる上、結構な頻度(次回コミティア106は10月20日)で催されるので、イベントデビューの場としても適していると思う。
何より、参加者の誰もが“好きなものを創っている”ということに誇りを持っているように感じられた。一般参加者もその楽しさを享受でき、まだ見ぬ作品に出会える場として得がたいイベントだろう。