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漫画の感想やレビュー、随想などをつづる夜

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「 日別アーカイブ:2014年04月14日 」 一覧

第169夜 誰かに何かを伝える、全ての人に…『マンガで読む「分かりやすい表現」の技術』

「ばあちゃん/私 このチャンスに懸けてみようと思います/このリーフレットをちゃんと作り上げることができたら私/私はここにいられるんじゃないかって思うんです」


マンガで読む 「分かりやすい表現」の技術 (ブルーバックス)

マンガで読む「分かりやすい表現」の技術藤沢晃治 原案、カノウ 漫画、銀杏社 構成、講談社ブルーバックス(2011年10月)

 恵比寿のデザイン事務所に就職が決まり(ゼミの教授にねじ込まれただけだけど)、上京してきた社会人1年生の桜野リオ(さくらの・――)。分かりにくい案内に翻弄された末、どうにか恵比寿に着いたリオだったが、思い描いていたバラ色の新社会人生活はあえなく瓦解する。迎えに来た男性社員、岩下薫(いわした・かおる)に連れてこられた梅原デザイン事務所は、オシャレさとは正反対の、さびれた雑居ビルの零細事務所だったのだ。
 入社式兼オリエンテーションでは散々な成績に終わり、雑用三昧の果てにやっと仰せつかったデザイン課題でも結果を出せず、落ち込むリオ。しかし、仕事はここからが本番。「この事務所に必要な人材」と云ってくれた所長の期待に応えるためにも、口は悪いが優秀なデザイナーである薫から助言を引き出し、リオの「分かりやすさ」修行が始まる。
 薫や、事務兼経理を担当するおじさん社員の柴尾(しばお)さん、事務所行きつけの「紅ばら」のママ、近くの八百屋のおばあちゃんといった人達に支えられ、リオの胸には少しだけ自信が湧く。そんな折、大企業からまさかの依頼が転がり込む。しかしそれは、かつて薫が在籍していたカノウ事務所とのコンペを意味していた。
 “おもてなしの心”をもって分かりやすく――。リオたちのプレゼンは実を結ぶか?

(さらに…)

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