「 日別アーカイブ:2014年12月11日 」 一覧
【一会】『3月のライオン 10』……今ばかりは、“読み”は不要だ
17歳の少年プロ棋士、桐山零(きりやま・れい)と、彼が独り暮らしをしている「六月町」(東京月島あたりがモデルと思われる)の対岸「三月町」に住むあかり・ひなた・モモの川本家3姉妹との交流を中心に、それぞれの家族の事情とか、個性的なプロ棋士たちの描写が興味深い本作『3月のライオン』。前巻から1年ちょっとあいて10巻の刊行となりました。作者の羽海野先生の手術・療養によるためとのことです(どうぞご自愛下さい)。
零の通う私立駒橋高校に入学し、つぐみちゃんという友達もできたひなたに、ほとんど保護者のような視線を向ける零ですが、かたや自分の将棋部には強面な教師陣が大勢所属することになり、将棋部っていうか広域指定な反社会団体の様相。「先生」「詰めろ」「玉頭取り」「潰す」…そんな言葉たちが、なんか違う意味に読めたりして苦笑です。そりゃ「お金をバラまく」「生贄」という不穏な夢をみたりもしますよね(林田先生が云っているようにフロイトの夢分析を調べてみたら、「お金を浪費する」=セクシャルな冒険への願望、「自分が犠牲になっている」=被害妄想とか出てきましたが、いまいちしっくりこない。別の解釈がありそうですな)。

![3月のライオン (10) [BUMP OF CHICKEN]CD付特装版 (ジェッツコミックス)](https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51xjU7-hAlL._CR0,110,282,344_.jpg)