【探訪】コミティア124参加記録…いつもに輪をかけて盛況
2018/05/13
恒例となったコミティア。今回のコミティア124にも無事に参加できたので、記録を残そう。
過去の記録は下のリンクからどうぞ。
【探訪】コミティア123参加記録…西展示棟を上へ下へ
【探訪】コミティア122参加記録…天候も回復、気楽に一回り
【探訪】コミティア121参加記録…いつもより結構じっくりと
(120以前は目次から)
今日のビッグサイト到着は12時半過ぎ。自分としてはだいぶ早い方だった。
西側では、「GWサンキューオンリーフェスタ」が行なわれていた。スタジオYOU運営による、複数のオンリーイベントを統合したもので、主として女性向けと思われる。
渡り廊下を歩いて東展示棟に到着。時間が少し早いからか、参加者を誘導する看板が出ていた。
ちなみに向かいの東1・2では、ドール関連のイベント「ドールズ・パーティー39」が開催されていた。
東5に到着。普通なら入場券として『ティアズマガジン』を提示(無ければ当日購入)して入場するところなんだけど――。
なんと既にマガジン完売のため、入場フリーとなっていた。11時開場なので、2時間経たずにフリーになったことになる。
単純に来場者が多かったのか、『ティアズマガジン』の部数を少し減らしたのか。会場を見ていると前者な気もするけど、今後どうなるか気にした方がよさそう。
いつものオムそば屋さんに、肉巻きおにぎりや唐揚げのお店も発見。徐々にだけど食事系も充実してきている?
複数のサークルが共通のテーマで活動する“部活動”は、今回も複数存在。初めて見たのは、「魔女部」「褐色部」「セーラー服部」あたり? 毎度「こうきたか」と感心するので、今後も色々な部活が出てくるといい。
「出張マンガ編集部」は、今回は118媒体(編集部)。西展示棟で変則的な配置だった前回は91だったが、その前のコミティア122とほぼ同数に戻った形。だいたいこれくらいの数で推移するのかも。
ところで、今回は企画展示が2つあった。そのうち1つが、この「作画グループの歴史」展。同グループは、1962年~2016年に活動した会員制の漫画研究会。
『超人ロック』の聖悠紀氏が居られた処としてしか知らなかった同グループの歴史を知ることができた。トークショーもやっていたけれど、他を回っていたので聞けなかった。
脚本家の綾奈ゆにこ氏の熱い序言で云われているのは、コミティア内での場所変更ではなく、もともと池袋マルイで予定されていたのが中止になり、青山のライトボックススタジオ青山での展示になったことを指す模様。青山の最終日のあと、コミティアでもう1日展示することになったらしい。
撮影OKだったので、以下いくつか展示された原画を挙げよう。こちらは雨隠ギド氏による、女の子同士の触れ合いを描いた短編集『終電にはかえします』。
伊藤ハチ氏による女主人と獣人の少女の日々を描いた『ご主人様と獣耳の少女メル 』。
同じく伊藤ハチ氏による、同性婚が普通な世界での獣耳夫婦の物語『月が綺麗ですね』。
江島絵理氏の『柚子森さん』。凛然とした小学生と、気弱な女子高生のガールミーツガール。
働き者の会社員とぐうたらな漫画家という2人の同棲を描く、大沢やよい氏の『2DK、Gペン、目覚まし時計。』。
秀才と天才という2人を中心に、学校内の群像を描く缶乃氏の『あの娘にキスと白百合を』。
玄鉄絢氏の『星川銀座四丁目』。小さな町で共同生活を営む、ダメ人間な先生とちょっと訳ありな小学生の物語。
鎌倉の女子高を舞台に、少女同士の恋愛を描く志村貴子氏の『青い花』。
緑化委員と陸上部のエースという2人を描く、高嶋ひろみ氏による『あさがおと加瀬さん。』。こちらはアニメ映画(というかOVA?)化も進捗中の模様。
VR(仮想現実)の世界に躍る少女たちの幻想譚、吉富昭仁氏『リリィシステム』。
ふとしたことから“百合”を演じるアルバイトを始めた少女と周囲の人々のコメディタッチな作品、未幡氏の『私の百合はお仕事です!』。
原画以外にも、実写写真やスケッチブックの展示、グッズの物販もあった。
企画や同人誌の即売をたっぷりと見て回り、帰途についたのは15時過ぎ。2時間半くらいの滞在だった。
帰りは例によって、ゆりかもめの有明駅から。東から帰る際、国際展示場正門駅まで歩くよりも少しだけ早いと思う。豊洲方面に帰る方には特にお勧め。
時期もいいし規模も大きいので、例年も5月のコミティアは比較的盛況なのだが、今回は輪をかけて参加者が多かった気がする。そうは云ってもコミケのように苛酷ということではないので、相変わらず即売会が初めての方にもお勧めしたい。
次回コミティア125は8月19日(日)11:00~16:00、ビッグサイトの東2・3ホールで開催予定。コミケ直後の弛緩した雰囲気がまた乙なので、楽しみにしたい。
今回でコミティアへの参加も、通算20回目となり、ついでに今日でこの『100夜100漫』も設立5周年を数えた。例によって特に記念の何かがあるわけではないけれど、これからも変わらず、ちくちくと漫画とその周辺を書き連ねていければ、と思う次第。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。