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漫画の感想やレビュー、随想などをつづる夜

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【一会】『七つの大罪 32』……「沈黙」と「慈愛」に纏わる諸事情

七つの大罪(32) (講談社コミックス)

 前巻31巻にて、リオネス王国を中心とする聖騎士と騎士団〈七つの大罪〉を始めとする人間たち、彼らと当座の同盟関係にある女神族、これに対する魔神族による戦いの火ぶたが切って落とされた『七つの大罪』。戦いの序盤を描いた、昨年6月刊行の32巻を、引き続き読み進めます。

「沈黙」の告白

 前巻の編成会議にて、人間・女神族連合軍は、防衛部隊・掃討部隊・強襲部隊の3部隊に分けて戦うことを決めましたが、今巻で描かれるのは掃討部隊。魔神族と正面きって戦いを繰り広げる、もっとも戦力を割いた部隊の戦いです。
 女神族の中でも最上位と思われる〈四大天使〉の一角リュドシエルの“祝福の息吹(ブレス・オブ・ブレス)”により、聖騎士の相当数はハイテンション。中でも〈蒼天の六連星〉の面々は常軌を逸した活躍を見せます。しかし、それは己が身を代償としたものなのでしょう。もちろん〈七つの大罪〉のキングやディアンヌも久々に大活躍しますし、〈四大天使〉のサリエルとタルミエルも流石の強さを見せてきます。

(さらに…)

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