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第116夜 喜怒哀楽を一緒くたに、画稿に叩きつけろ…『燃えよペン』
「一、命がけで描け/一、限界を超えて描け/一、夢を見て描け/一、自信をもって描け/一、思い切って描け/一、食うのを忘れて描け/一、よく寝てから描け/一、明日も描け/一、最後まで描け/一、失敗したら新しいのを描け」

『燃えよペン』島本和彦 作、竹書房『月刊シンバッド』→『YOUNG CLUB』掲載(1990年5月~1991年7月)
炎尾燃(ほのお・もゆる)は“どこにでもいるありふれた”熱血漫画家だ。今日も自らの城、炎プロダクションで、アシスタントと共に、魂を込めて漫画を描いている。
その魂の込め方が尋常ではない。主人公がショックを受けるシーンの効果線のためなら自分の宝物を犠牲にし、作画クオリティのためには恋人との別離すらいとわない、そんな炎尾はまさに漫画バカなのだ。
編集との打ち合わせは戦いだし、厳しいスケジュール進行も戦いだ。熱く、激しく、時に理不尽に。今日もペン先が炎と燃える――。
