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漫画の感想やレビュー、随想などをつづる夜

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第120夜 甘々な見た目に隠されたほろ苦さ…『シュガシュガルーン』

「覚えてる…?/ずっと前…/約束したよね/「あたしたちは/ずっと親友」


シュガシュガルーン(1)

シュガシュガルーン安野モヨコ 作、講談社『なかよし』掲載(2003年9月号~2007年5月号)

 魔界に住む2人の小さな魔女、伝説の魔女シナモンの娘で元気者のショコラ=メイユールと、現女王キャンディの娘ながら引っ込み思案なバニラ=ミュー。魔界の次期女王(クイーン)候補としてライバル関係にありながら、幼い頃からの親友同士の2人は、女王を決める試験のため、人間界へやってくる。
 教官役の魔法使いロッキンロビンの監督の下、加藤(かとう)ショコラ、愛須(あいす)バニラと名乗り、人間界の学校に通いはじめる2人。人間とふれあい、彼らが魔女に恋情や友情など何らかの感情を抱いた時に表れるハートを集めること。それが、次期クイーンを決めるための試験だ。
 魔界に居た頃はモテモテだったが、勝手が違う人間界に慣れず、ハート集めがはかどらないショコラと対照的に、バニラは着実に成績を伸ばしていく。調子の出ないショコラは、あるとき出会った学園の先輩で謎めいた雰囲気をまとう少年ピエールに心惹かれる。
 もしも魔女が誰かにハートを奪われれば、命を落とす事になる。かつて魔界で封印された強力な魔法使い、「氷雪の貴公子」グラースによく似たピエールに不穏なものを感じつつも淡い恋心を抱くショコラは、自らのハートを守りながら女王を目指す。
 そんな2人の女王試験と並行して、魔界では、かつて迫害を受け追放されたオグルと呼ばれる一族が不穏な動きを始めていた。魔界創生からの因縁に否応なく巻き込まれ、2人の道は分かたれていくのだった――。

(さらに…)

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