前巻から語り始めた『進撃の巨人』。前巻での予告通り4か月後の16巻刊行となりました。 今巻は、誘拐されたエレンとヒストリアを奪還せんとするミカサたちの動きと、ヒストリアと彼女の実父であるロッド・レイスの対話が主な内容と云えるでしょう。新たな情報が明かされ、物語の様相……
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【一会】『七つの大罪 14』……凶兆衰えず。いっぽう人間模様も色々と
今巻も、予定通り2か月あけての新刊となりました『七つの大罪』14巻です。今回の限定版はラッピングなどに使える大罪キャラのマスキングテープ。自分くらいの歳だと使い道がちょっと難しいかもしれませんが、コレクターズアイテムと認識しておけばいいでしょうか。
内容的には、前巻でふらりと旅立ってしまったバンとキングの妖精王の森での一幕と、新たな戦いへの予兆といった感じ。新たな人物も多く登場し、新章も本題に入ったという印象です。
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第201夜 槌音が背を押す、それぞれの決意…『誰がために鋼は鳴る』
「ケンちゃんさんの打つ音は/とてもキレイです/私 あの音を聞くと/がんばれるって思えるんです」「 そっか……」 『誰がために鋼は鳴る』天乃タカ 作、エンターブレイン『Fellows!』掲載(2009年2月~2010年6月) 神戸の北西、山裾に広がる三木市は打刃……
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第200夜 かつての罪と命の重さ、抱えてなお歩け…『鋼の錬金術師』
「目に見えない大きな流れ――/それを「世界」と言うのか「宇宙」と言うのかわかんないけど/オレもアルもその大きい流れの中のほんの小さなひとつ/全の中の一/だけどその一が集まって全が存在する/この世は想像もつかない大きな法則に従って流れている/その流れを知り/分解して再構築する…/そ……
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【一会】『せっかち伯爵と時間どろぼう 6(完)』……それは、歳々に還る魂のような
終わるという噂通り、本当に新年最初の『マガジン』で完結した『せっかち伯爵と時間どろぼう』。最終巻となる6巻が発刊になりました。時計仕掛けの狂騒劇は、果たしてどんな結末を迎えたのでしょうか――。 前巻の途中から、いつもの時事ネタや下ネタの色合いは薄れて、入れ替わる……
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【一会】『七つの大罪 13』……覚醒はヒロインの証
予定通り2か月おいての新刊刊行となりました『七つの大罪』。はやいもので13巻となりました。ちなみに今回の限定版は〈7つの大罪〉メンバーの手配書の似顔絵をあしらったメタルマグネット7つやシールとなっています。 13という数は7と同様、キリスト教的に“いわくつき”の……
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第197夜 孤独の夜を越えて、愛しい風よ吹け…『神風怪盗ジャンヌ』
私は強い/だからひとりで大丈夫/だけど 「……っ」 だけどね/ほんとうは―――… 「ずっと“勇気がほしかった”…/逃げ出さずに朝を待つ勇気…/自分の心と向き合う勇気…/誰かを信じて頼れる勇気が/ほしかった…」 『神風怪盗ジャンヌ』種村有菜 作、集英社『りぼん』掲載(……
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第196夜 世界を憂う躁状態に、笑って唖然…『エクセル・サーガ』
「出たな権力の手先!」「……いいけどよ」「ええと!/とりあえず名を名乗れっ」「個人情報は答えられないわ/市役所の方から来た者よ」「ほんに胡散臭いな/わしら」 『エクセル・サーガ』六道神士 作、少年画報社『ヤングキング アワーズ』掲載(1996年6月~2011年7月)……
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【一会】『純潔のマリア exhibition』……魔女マリアをめぐる、彼女や彼のイイハナシ
イギリスとフランスによる百年戦争を背景に、平和を願う魔女にして純潔の乙女マリアが、小生意気な使い魔たち、戦に迎合する魔女たち、兵士ジョセフ、天の御使い達と奮闘したり対立したりしつつ2013年夏に本編完結を迎えた『純潔のマリア』(100夜100漫第134夜)。その後に発表……
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第192夜 その“ヘンなの”と過ごした日々を忘れない…『のらみみ』
「やっぱりアレですか。/居候するならドジでメガネでひとりっ子の男の子ですか?」「そりゃあもちろん。/キャラならみんなが憧れる環境じゃないですかね。」「僕、ひとりっ子とドジっていうのはなんとなくわかるんですけど、/メガネの理由がわかんないんですよね。」「さあ…おいらにも説明はできな……