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漫画の感想やレビュー、随想などをつづる夜

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【一会】『七つの大罪 38』……決戦の舞台に、役者は揃う

七つの大罪(38) (講談社コミックス)

 最後の戦いが近づきつつある剣と魔力と愛の英雄譚『七つの大罪』。ここでは昨年9月刊行の38巻について、内容を追っていきたいと思います。
 メリオダスたち〈七つの大罪〉と王女エリザベス、女神族や巨人、妖精、そして数え切れない聖騎士たちが一丸となった大激闘の末、ついに斃したかと思われた魔界の王、魔神王。
 しかし、物語の幕はまだ閉じられようとはしていないようです。魔神王は斃れず、いまだ現世にとどまっています。自らのもう1人の息子、メリオダスの弟ゼルドリスの身体を依り代として。

二つの戦いへ

 のみならず、魔神王は〈暴食の罪(ボア・シン)〉マーリンが閉じようとしていた魔界の門をこじ開け、現世に主恩のインデュラを召喚します。インデュラと云えば、上位魔神が不可逆的に変身した、最凶最悪とされる化け物でした。p.87の扉ページにある解説を読む限り、この主恩のインデュラは、これまで登場したものよりも数段強力なもののようです。
 魔力を察知した〈七つの大罪〉は即座に行動を開始、バン、キング、ディアンヌ、ゴウセル、マーリンの5人でインデュラを迎撃することになります。魔力「太陽(サンシャイン)」を失った〈傲慢の罪(ライオン・シン)〉エスカノールは、やはり戦力には数えられないようです。

(さらに…)

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【一会】『七つの大罪 37』……打倒と解散と別れ。しかし暗雲は晴れず

 人間、魔神族、女神族の3勢力の関係を背景に、巨人族や妖精族も交え、魔力と剣技、友情と恋心が彩を添える古英国バトルファンタジー『七つの大罪』。色々あって、サイト更新自体、随分と間が空いてしまいましたが、昨年6月刊行の37巻から展開を追っていこうと思います。 決着……

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