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【一会】『七つの大罪 34』……散りゆく戦士たちと交代劇の真相

七つの大罪(34) (講談社コミックス)

 人間、妖精族、巨人族、そして女神族と魔神族。幾つもの種族による長い戦いと、それらを越えた幾つもの恋仲が描き出すイングリッシュファンタジー『七つの大罪34巻(昨年11月刊行)を読みました。その内容とコメントを綴りたいと思います。

四戒禁の異形

 33巻にて、魔神族の精強集団〈十戒〉の一角、「慈愛」のエスタロッサが、実は女神族の精鋭〈四大天使〉の一員、死んだとされたマエルだったという驚愕の事実が明らかとなりました。29巻での自分の「エスタロッサってラスボスになりそう」という予想(→当該記事)は恐らく外れそうですが、衝撃的な経緯を持った人物ではあったようです。
 さて、マエルはエスタロッサとしてやってきた自分の所業に屈辱を感じ、この一大ペテンを仕掛けた張本人(…が作って魔力を込めた人形)であるゴウセルに怒りをぶつけます。ゴウセルを助けるため、マエルを止めるため、キング・サリエル・タルミエルのがゴウセルに加勢しますが、激昂し、〈十戒〉として取り込んだ3つの「戒禁」に固執するマエルの優位は動かし難そう。
 一計を案じたのは、〈十戒〉でありながら、今は心変わりしつつある「純潔」のデリエリでした。彼女の考えをゴウセルが魔力で各人に共有し、その場の5人でマエルに連携攻撃を仕掛けます。が、刹那の気の迷いによって連携は崩壊。逆にデリエリの「純潔」の戒禁を、マエルに取り込まれる結果を招きます。
(さらに…)

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