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漫画の感想やレビュー、随想などをつづる夜

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【一会】『まるせい 2』……真摯にエロスを追い求めるということ

まるせい (2) (ヤングキングコミックス)

 成年漫画に青春をかける、作者の経験(色々な意味で)と創作を混濁させて生み出された青年、花比野Q一朗(はなびの・キューいちろう)の物語『まるせい』も、無事2巻の刊行を迎えました。前巻の最終盤で大変かわいそうなことになったQ一朗ですが、どうにか持ち直して仕事(成年漫画の執筆)を進めつつ、やっぱりあの女性この女性と桃色なことになったりしております。桃色なだけでなく、とある電撃的な生活の変化とその余りにも短い終結もあったりして、妙に疾走感のある作風に仕上がっているのも、なにやら魅力的だったり。
 元アシスタントの下丸子まるこ(しもまるこ・――)、元彼女で現アシスタントの麻生朋絵(あそう・ともえ)、編集者の吉永櫻子(よしなが・さくらこ)に新担当の市岡愛未(いちおか・あいみ)といったQ一朗の周囲の女性たち(およびQ一朗氏との関係)が創作なのかノンフィクションなのか、幻惑された自分は1巻について書いた時に思わず取り乱したものですが、今巻のあとがき漫画によれば創作とのこと。ただし、やっぱりモデルは存在するようで、現実に存在する人を元にしたキャラクターを脱がせたりカラませていいのか、という辺りに、先生もそれなりに困惑というか呻吟というか、されているのが新鮮に思えます。

(さらに…)

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