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漫画の感想やレビュー、随想などをつづる夜

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【一会】『七つの大罪 33』……その男、マエル

七つの大罪(33) (講談社コミックス)

 ついに人間・女神族の同盟軍と魔神族の戦闘が始まった、騎士と魔力のイングランドファンタジー『七つの大罪』。前巻32巻では、魔神族〈十戒〉の一角、「慈愛」のエスタロッサの狂乱ぶりが描かれましたが、今巻33巻はどのように展開するでしょうか。

 そういえば今巻でも途中ページや巻末エッセイ漫画「フィクション88%」で大々的に紹介されていますが、昨夏、本作の劇場版アニメ「天空の囚われ人」が公開されました。
 結局自分は観られなかったなぁ…と慨嘆していましたが、そうこうするうちにDVD/LDがリリースされるとのこと。近く各配信サービスでも観られるんじゃないかと思います。

〈七〉〈四〉〈十〉混合チーム

 前巻末、エスタロッサは、執着するエリザベスを連れ去りました。降り立った場所で、狂気のままにエリザベスを追い詰めるエスタロッサですが、エリザベスは女神族の力で吹き飛ばします。
 人心地を得ると、彼女は思い出します。この場所は、かつて彼女が女神族として存在していた頃、メリオダスとの逢瀬の場所だった天空演舞場の跡地。エスタロッサもまた、憶えがある場所のようです。
 同刻、掃討部隊の陣中では、さらわれたエリザベスを追おうと現状〈七つの大罪〉で唯一空を飛べるキング、〈四大天使〉サリエルとタルミエルの3人が出発しようとしていました。そこに追随を申し出たのは、〈十戒〉の「純血」の戒禁を持つ者だったデリエリです。
(さらに…)

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