100夜100漫

漫画の感想やレビュー、随想などをつづる夜

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「 月別アーカイブ:2016年10月 」 一覧

【一会】『Spotted Flower 2』……“攻略法”と、(ある意味)危険な後輩が夫に迫る

Spotted Flower 2

 二次元ヲタクな夫と、“一般人”で妊娠中の妻。名前こそ明らかにされていませんが、どこかで見たような(具体的には作者の代表作『げんしけん』[100夜100漫第3夜]の斑目さんと春日部さん方面)夫婦の、割と赤裸々な欲求と不満な日々を軽妙に描いた『Spotted Flower』の2巻が先日発刊されました。1巻の時に「次巻は3年後くらいかも」と書きましたが、それよりは少し早く、およそ2年半でのリリースです。
 刊行から少し経ってしまいましたが、概要と感想を記しておきましょう。前巻の時は作品の位置付けみたいなものに終始してしまいましたので、今巻は内容に重点を置いてみます。

(さらに…)

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【探訪】コミティア118参加記録…天気晴朗、穏やかに会場散策

 2016/10/23  漫事探訪

 秋は11月に行われることの多いコミティア。今年は10月中の今日(10/23)が開催日だった。参加してきたので、いつも通り写真と文章を残したい。  過去の記録は下のリンクから。 【探訪】コミティア117参加記録…短時間ながら、ゆったりしっかり巡回 【探訪】コミティア11……

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【一会】『3月のライオン 12』……竜の奮迅、死神の親愛

 15歳でプロ棋士になり、どうにか無事に高校を卒業した桐山零(きりやま・れい)と棋士たちによる戦いの日常と、あかり・ひなた・モモの3姉妹を中心とした川本家の日々を織り交ぜて、人々の人生の悲喜を描く『3月のライオン』。ちょうど1年ぶりの9月末に12巻の刊行となりました。アニ……

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【一会】『白暮のクロニクル 9』……ついに辿り着いた、これが真相――か?

 不老不死に近い吸血鬼っぽい種族“オキナガ(息長)”が存在する世界。見た目は少年ながら88歳の“オキナガ”雪村魁(ゆきむら・かい)と、彼らを管理する厚生労働省夜間衛生管理課(通称やえいかん)の新人・伏木あかり(ふせぎ・――)が、12年に1度、未年ごとに若い女性を殺す「羊殺……

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【一会】『いぬやしき 7』……殺戮のさなか、再びの邂逅

 エイリアンと思しき存在が引き起こしたアクシデントにより、人智を超えたスペックのアンドロイドとなってしまった初老の犬屋敷壱郎(いぬやしき・いちろう)と、高校生の獅子神皓(ししがみ・ひろ)。彼らの活躍あるいは暴走を描いた『いぬやしき』の、前巻の予告からして嫌な予感しかしない……

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