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漫画の感想やレビュー、随想などをつづる夜

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第189夜 霊との日々、それが“少年”を了えさせる…『花田少年史』

「いいからちんちんしまえよ/いい大人が・・・・!/おばけだからってナニしてもいいと思ったら大間違いだぞ!」「へへへ―――/おいちゃんは裸がいち~~ばん好きなの!」


花田少年史(1)

『花田少年史』一色まこと 作、講談社『ミスターマガジン』掲載(1993年9月~1995年8月)、のち『ヤングマガジンアッパーズ 増刊 花田少年史総集編4』(2003年10月)にて番外編発表

 1970年代の田舎。小学3年生の花田一路(はなだ・いちろ)は近所でも有名な悪ガキとして恐れられていた。
 ある日、一路はいつものように悪戯を叱る母から逃げようとして、オート三輪に跳ね飛ばされてしまう。幸いにも五体満足で回復したが、頭を縫うために丸坊主、後頭部には9針もの縫い痕が残ることに。そして、なぜかこの時から、一路には死んだ人の姿――すなわちオバケが視えて、なおかつ言葉を交わすことができるようになってしまったのだ。
 一路の力を知り、次から次へと一路のもとを訪れるオバケたち。オバケとコミュニケーションが取れて、身体に乗り移らせることもできる一路に、生前に残した未練を果たしてもらおうというのだ。
 残された子犬の面倒をみたり、恋人との思い出の品を手に入れたり、童貞で死んだガリ勉のためにおっぱいを求めたり――。
 死者はもちろん、子分格の村上壮太(むらかみ・そうた)や男勝りな同級生、市村桂(いちむら・けい)といった友人たちにも事情があるようで。悪ガキは悪ガキなりに、一路の奮闘は続いていく。

(さらに…)

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