「問題児にも/カミサマにも/手のかからないいい子にも囲まれて−−−−/回想モードは終了だ!!/今日も/こいつらに/全力で教えよう/めいっぱい クールに…/せいいっぱい 真摯に-−−−」 『鈴木先生』武富健治 作、双葉社『漫画アクション』掲載(2005年5月~2011……
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第151夜 「楽しさ」を原動力に、痛くっても、進め…『ハックス!』
「「もうね/この人/頭おかしいんじゃないかってくらい」/「楽しいことだけ考えたらいいんですよ」「大変ですけど/それでアニメはうんと楽しくなります」」「やりましょう/こうしてう…/お/いる場合ではないですよ私たち!」
『ハックス!』今井哲也 作、講談社『月刊アフタヌーン』掲載(2008年6月~2010年5月)
高校1年生の阿佐実みよし(あさみ・――)は、感情が先走って言葉で表現するのが苦手な小動物っぽい女の子。その浮世離れぶりから部活動も決めかねていたが、新入生歓迎会で放映された自主製作アニメーションに大感動する。
歓迎会のアニメ放映を仕掛けた生徒会長のみゆきに進言され、自分もアニメを作ってみたいとアニメーション研究部の扉を叩くみよし。しかし、件のアニメは10年以上前の部員が手掛けたもので、現在のアニ研の部員は3年の後藤裕二(ごとう・ゆうじ)1人だけで、その後藤も電脳研究会の三山和寛(みやま・かずひろ)と毎日ゲームばかりという状態だった。
それでも、もう1人の1年生で同じように歓迎会のアニメに衝撃を受けた児島泰樹(こじま・たいき)の知識と、異様なまでのみよしの作画力に引っ張られるように、アニ研は再び活動を開始する。
みよしがノートに書いたパラパラ漫画を皮切りに、動画サイトへの投稿を重ねたアニ研は、文化祭での自主製作アニメ上映を次の目標に定める。楽しくも、それぞれ自分について思い悩む製作の日々が続くのだった――。
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第138夜 2人の日々は、あのスイングとともに…『坂道のアポロン』
「んふっ/相棒?/いやですよこんなの」「最高じゃないか/一緒にバカやれる友達なんて/大事にしろよ/恋愛と違って/友情ってのは一生もんだからな」 『坂道のアポロン』小玉ユキ 作、小学館『flowers』掲載(2007年9月~2012年7月) 船乗りである父の仕事の……
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第121夜 舞台で融け合う笑いと真剣のエチュード…『犬神もっこす』
「…1か0かなんですね/でも/その間にも割り切れない多くの感情が広がっているって思いませんか/1と0の間に広がる/感情の豊穣の/海……」 『犬神もっこす』西餅 作、講談社『モーニング』掲載(2011年10月~2013年2月) 幼い頃から喜怒哀楽の感情が表に出ず、……
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第85夜 甘口な、けれど薄荷も効いた日々…『ハチミツとクローバー』
「うまくいかなかった恋に意味はあるのかって/消えていってしまうものは無かったものと同じなのかって――」 『ハチミツとクローバー』羽海野チカ 作、宝島社『CUTiEcomic』→集英社『ヤングユー』→『コーラス』掲載(2000年6月~2006年7月) 美大生の竹本……
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第55夜 控え目な瞳が映す、国際都市の温もりと傷跡…『神戸在住』
「――神戸より。」 『神戸在住』木村紺 作、講談社『月刊アフタヌーン』掲載(1998年9月~2006年3月) 辰木桂(たつき・かつら)は神戸の大学に通う美術科生。父の仕事の都合で東京から引っ越してきた、昔の洋楽と文庫本を愛する真面目で小柄な女の子だ。 大学の……
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第42夜 恋情も、不安も、諸共に携えて見上げよう…『宙のまにまに』
「21分30秒/ポルックス方面2等級!/はいっ」 『宙のまにまに』柏原麻美 作、講談社『月刊アフタヌーン』掲載(2005年9月~2011年7月) この春から高校に入学する大八木朔(おおやぎ・さく)は、父親の単身赴任を期に、かつて住んでいた小杉野市に戻ってくる。文……
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第33夜 淋しさの記憶を抱え、彼らは奇跡と親和する…『浪漫倶楽部』
「だからこそ浪漫倶楽部の出番だろ!!/これから一緒に不思議な事件が起きたら一つ一つ解決していけばいーじゃないか!!」 『浪漫倶楽部』天野こずえ 作、エニックス『月刊少年ガンガン』掲載(1995年5月~1998年2月) 火鳥泉行(かとり・せんこう)は夢ヶ丘中学校の……
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第3夜 二次元ヲタクだって、青春するし恋もする…『げんしけん』
「俺に足りないのは覚悟だ」 『げんしけん』木尾士目 作、講談社『月刊アフタヌーン』掲載(2002年4月~2006年5月) 晴れて椎応(しいおう)大学に入学した新入生、笹原完士(ササハラ・カンジ)にはひそかな野望があった。それは高校時代にひた隠していたオタク趣味(……