【探訪】コミケスペシャル6一日目(のみ)…いつものコミケとはだいぶ違う
2015/04/26
今日3/28から明日にかけて、千葉県の幕張メッセで「コミケットスペシャル6 ~OTAKUサミット2015~」が開催されている。今回、明日29日は都合が悪く参加できないので、今日1日だけ参加してきた記録を書き留めることにする。
ちなみに2日間のジャンル分けは以下の通り。
【1日目】
創作(少年)、創作(少女)、学漫、評論・情報、男性向、ギャルゲー、TYPE-MOON、デジタル(その他)、コスプレ、同人ソフト、東方Project、歴史・創作(文芸・小説)、SF・FT・特撮、鉄道・旅行・メカミリ、オリジナル雑貨
【2日目】
ゲーム(その他)、艦これ、ゲーム(電源不要)、オンラインゲーム、ゲーム(RPG)、スクウェア・エニックス、ゲーム(恋愛)、ゲーム(歴史)、FC(ジャンプその他)、FC(ジャンプ球技)、テニスの王子様、銀魂、アニメ(その他)、アニメ(サンライズ)、ガンダム、TIGER&BUNNY、音楽(洋楽・邦楽)、音楽(男性アイドル)、TV・映画・芸能、スポーツ、FC(小説)、FC(少年)、FC(少女)、FC(青年)、ヘタリア、FC(ガンガン)、ノンジャンル
会場到着~入場
幕張メッセの最寄りであるJR京葉線の臨海幕張に着いたのは、例によってお昼過ぎ。コンコースに降りるや外国人グループに遭遇したけれど、コミケ組だったのかどうか。ともあれ、道中から薄々思っていたが、夏や冬ほどの混雑ではないようでひと安心。
駅からは南西に道なりに進んで徒歩5分強といったところ。案内に従って進む。同日に他のイベントも行われているようだったが、時間が遅いからか、やはり混雑はそれほどでもなかった。
催事看板で確かに開催場所であることを確認。メッセ国際展示場1~5ホールが今回の開場だ。
カタログ(当日1,000円)を買って入場。通常のコミケは入場フリーだが、今回はコミティアと同じようにカタログが入場券代わりになる。ちなみに1日ごとに購入する必要がある。
4ホールの出入り口から見た企業エリアの様子。いつもほどの混雑ではない。
コミケット40周年ブース~OTAKU JAPAN観光協会~World Events Exhibition
他のホールとセパレートされた5ホールは、特別企画の「OTAKU EXPO」。国内・海外の関連イベントを一堂に会すという趣旨のものらしい。
まず訪れたのはコミケット40周年ブース。コミケの歴史を当時の資料などで振り返れるものだった。
コミケのロゴをイラスト(同人誌の表紙?)のモザイクアートで表現した展示なども。
少し進むと「OTAKU JAPAN観光協会」として、オタク系の観光資源を有する各地観光協会のブース群が並んでいた。
愛知県西尾市のブース。同市を舞台とした日常系ファンタジー漫画『ニシオノ』で盛り上げている。
その他、全国から25以上の団体が集結していて、なかなかに壮観だった。中には「全日本刀匠会」なんて渋めの処も。たぶん『刀剣乱舞』の影響なんだろうな。。
こちらは国内外のイベント団体が自身を紹介する「World Events Exhibition」に出展していた、「絵師100人展」の守り神、百ちゃん。その他にも国内からはCOMITIAやニコニコ超会議といった団体が、国外からは各国のイベント団体が出展していた。なぜかロシアの団体が多かった印象。
ケータリング(飲食ブース)~コスプレ広場~退場
ホールを移動し、企業エリアを一回りした後は創作系同人誌を見て回り、コスプレ広場も見て会場を出た。
企業エリアを中心に、随所に飲食物を扱ったブースも出ていた。驚いたのはアルコールを扱っていること。通常のコミケでは飲酒禁止だが、今回はお祭りということで「節度を守った飲酒は可」の旨がカタログにも記載されている。
もちろん飲み過ぎは厳禁とあって、ビールなど比較的軽いものが主体だったが、割と色々なブースで飲みながら店番をしている方も見かけた。
企業エリアの片隅には「萌えおこし物産コーナー」や「萌酒サミットスペシャル」といった萌え系の物産を扱った一角もあった。
更に移動する途中、企画サークルスペースを通過。ここには同人誌即売以外の色々な企画展示をするサークルが集まっていた。鉄道模型あり、ちゃぶ台返しあり、リアル謎解きゲームありというカオス状態だが、楽しい。
一通り同人誌を見て、最後にコスプレ広場に。こちらも夏冬ほどの規模はなく、のんびりとした印象を受けた。
特に心惹かれたコスプレの写真を2枚だけ撮影させて頂いた。1枚目は説明不要と思しき『ルパン三世』より、銭型幸一警部と次元大介。
もう1枚は、見て育った世代にはたまらないNHK教育テレビ『できるかな』より、ゴン太くん。帽子の上の帽子は…提督?
この後17時からは中夜祭「OTAKU SUMMIT SPECIAL LIVE」なども予定されていて長居したかったのだけど泣く泣く離脱。滞在時間は3時間強といったところだった。
コミケットの名を冠してはいるものの、同人誌即売会という色彩は薄めで、企画展示やイベントが主体という印象を受けた。夏と冬ほど混雑していないという点からも、いつものコミケとはだいぶ違うな、といったところだろうか。同人誌の購買を主目的に訪れると肩すかしを食ったように感じるかもしれない。
とはいえそこに固執しなければ、国内外オタク系の新しい動きを知れたり、参加型の企画で遊んだりと、新鮮な面白さがあると思う。かつて幕張メッセからの移転開催を余儀なくされた経緯のあるコミケだが、今後のメッセ開催を占う意味で訪れてみるのもいいだろう。