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漫画の感想やレビュー、随想などをつづる夜

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【一会】『プリンセスメゾン 5』……つづく日常の中で生きる

プリンセスメゾン(5) (ビッグコミックス)

 26歳、年収250万円ちょっとの沼越幸(ぬまごえ・さち)のマンション購入を主軸に、様ざまな人物の暮らしと、住まいと、そして孤独を描いた漫画『プリンセスメゾン』。5巻が出たのは、2018年の3月。もう2年以上前の話になってしまいました。

 ながらく自分が記事を書くのを中断している間に、既に6巻で完結した本作ではありますが。改めて5巻から、内容と感想を書いていきたいと思います。

 今巻では、マンションを買って実際に住み始めた幸のその後はもちろん、幸と友人関係となったマンションギャラリーの契約社員・要(かなめ)さんに訪れた転機、そしてこれまでの巻でもそうだったように、彼女達と緩やかに繋がる幾人かの女性の暮らしと住まいと、そして孤独が描かれています。だいたいページ順に見ていくことにします。
(さらに…)

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