漫画のレビュー&随想 | 100夜100漫

――夜毎、お話ししましょう。貴方が私を縊(くび)らぬ限りは。

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【一会】『3月のライオン 13』……“勇者の場所”に立てる者、望みながら叶わぬ者

3月のライオン  13 (ヤングアニマルコミックス)

 15歳でプロ棋士となり、対局に高校生活に悩んだり悔やんだりしつつ成長する桐山零(きりやま・れい)を主人公に置き、棋士たちの群像劇と、東京・月島界隈を思わせる“川の見える町”三月町に暮らす、あかり・ひなた・モモの川本家3姉妹の日々を描く『3月のライオン』。現状の最新巻である13巻の刊行は、昨年9月です。1年経っちゃいましたが、読んで思ったことなどを書き残したいと思います。

 内容に行く前に特筆したいのは、特装版の付録である「おでかけエコバッグ」のこと。幾つも限定版付録に言及してきましたが、実用部門に限れば間違いなく歴代1位の出来だと思います。
 口の部分のファスナー、折りたたみ用のボタン、分かる人にだけ分かる落ち着いたデザインと三拍子そろっており、監修を担当された羽海野先生らしい目配りがされた一品でしょう。入手から1年が経とうとしている今でも鞄に忍ばせ、予期せず荷物が増えた時などに大活躍してもらっています。

(さらに…)

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