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漫画の感想やレビュー、随想などをつづる夜

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【一会】『進撃の巨人 19』……“壁”の内外、覚悟の対比

進撃の巨人(19) (週刊少年マガジンコミックス)

 予定通り今月8日に『進撃の巨人19巻が刊行となりました。遅れ馳せですが概要と感想を書き留めていきます。
 ちなみに、今巻の限定版の付録は全52枚のポストカードです。特に新規描き下ろしは無いようですが、これまでの単行本や月マガの表紙イラストはもちろん、『FRaU』『ミニサイズ版VOCE』といった女性誌への出張イラスト(どれも兵長ですが)や単行本巻末の「ウソ予告」まで網羅したラインナップとなっています(枚数的にトランプができそうですが、特にそういう仕様ではありません)。
 ポストカードなので切手を貼れば葉書として使えますが、52枚全部を収納できるクリアアルバムも付いていることから、コレクターズアイテムとしての側面が強いでしょう。もちろん、「ウソ予告」を知人に送り付け困惑して貰う、などという使い方も可能です。

 それはそうと本編です。回想やモノローグが挿入はされますが、基本的に今巻は、ウォール・マリア奪還作戦におけるシガンシナ地区(エレン達の出身地)での人類VS巨人の決戦を描いた“一幕もの”と云っていいかと思います。
 前巻ラストで退路が断たれたかに思われた人類側ですが、厳密にはまだ完全に孤立したわけではないようで、人類は撤退・補給の生命線である馬を守りつつ、巨人たちを相手にしていきます。
 しかし「巨人たち」と云っても、敵は当初考えられていたような知性無き存在の集まりではありません。そこには戦略的思考を有し手強そうなジーク戦士長(=「獣の巨人」)がいます。そして、かつてエレン達と共に訓練し戦ったライナー(=「鎧の巨人」)とベルトルド(=「超大型巨人」)がいます。しかも“壁”の中の人類への明確な殺意を持って。もちろん、そんな彼らに対し、調査兵団となった同窓生たちだって覚悟を決めて挑みます。

(さらに…)

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