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【一会】『月影ベイベ 5』……“何てことのない”悲劇と、大人の素直さ

北陸新幹線が開通し、「取材がだいぶ楽になりそう」との作者コメントが記された、富山県八尾を舞台とした伝統舞踊“おわら”の物語『月影ベイベ』、その5巻が過日刊行となりました。
1巻以来語られてきた、佐伯光(さえき・ひかる)と峰岸蛍子(みねぎし・ほたるこ)、光の叔父である佐伯円(――・まどか)の関係については今巻は一休み。視点は蛍子の母である旧姓・布村繭子(ぬのむら・まゆこ)と円の物語へと移ります。回想の前半は円・繭子の共通の親友であった富樫漸二(とがし・ぜんじ)から光に語られ、後半では、円が昔語りをして、漸二と光、蛍子がそれを聴くという構造をとっています。
