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漫画の感想やレビュー、随想などをつづる夜

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【一会】『七つの大罪 21』……4戦4様、それぞれの大喧嘩

七つの大罪(21) (週刊少年マガジンコミックス)

 騎士団〈七つの大罪〉や聖騎士達と、〈十戒〉を筆頭とする魔神族との、中世イングランドを思わせる世界ブリタニアでの戦いを描いた『七つの大罪』。鈴木央先生アレンジによる“アーサー王と円卓の騎士”物語とも云われるこの漫画の21巻が出たのは、もう2か月弱前のことですが、読んで考える時間がとれましたので投稿します。
 今回の限定版付録は、描き下ろしのミニキャラクターがあしらわれたオレンジ色のペンケース。とりあえず入手しましたが、色々入れて持ち歩くにはちょっと小さめかも。家に置いてペンの整理に用いるなら良さそうです。

 さて今巻は、「バイゼル大喧嘩祭り」のいよいよ本戦の様子がメインです。優勝すれば願いを叶えるとうそぶく、主催者にして〈十戒〉の1人(?)グロキシニアの説明によれば、大喧嘩祭りのルールとしては、1.戦い方は何でもアリ2.勝利条件は相手組の殺害または無力化または場外落下3.試合放棄は厳禁、とのこと。うまく場外落下する以外は負けたら死亡確定な感じですが、勝手にエントリーされてしまったエリザベスやエレインはどうなるのでしょうか。なんと第1カードに選ばれてしまった彼女たち王女&聖女ペアの戦いを含め、今巻では計4つの勝負が描かれています。順に触れていきたいと思います。

(さらに…)

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【一会】『月影ベイベ 7』……なのに、心に沁み入るのは彼の言葉で

 富山県八尾を舞台に、高校生の佐伯光(さえき・ひかる)と峰岸蛍子(みねぎし・ほたるこ)、光の伯父にあたる佐伯円(――・まどか)の3人による淡い三角関係を中央に置き、八尾の伝統舞踊“おわら”をめぐる人々を描いた『月影べイベ』。一時休載もあったようですが無事に再開され、ひ……

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