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第178夜 奇抜さをうっちゃる相撲魂…『大相撲SF超伝奇 五大湖フルバースト』
「この技のキレ……………/そして この土俵さばき!!/もはや間違いありません!!/遂に!!/ついに…/還って来たッッ(カム・バック)!!!/デトロイトの英雄が/全米相撲の聖地に/ご帰還だ――――ッ(カム・バ――――ック)!!!」

『大相撲SF超伝奇 五大湖フルバースト』西野マルタ 作、講談社ウェブコミック『MiChao!』→『月刊少年シリウス』別冊『KC NEMESIS』掲載(2009年~2012年1月)
時は2XXX年。日本の国技だった相撲は、いつの間にかアメリカに伝播し、同国のナショナル・スポーツとなっていた。
そんな全米相撲の聖地は、かつて世界一の工業都市として知られたミシガン州のデトロイト。今では「デトロイト・スモー・ガーデン」なる相撲の殿堂を擁するこの地で、必殺のデトロイト・スペシャルを携え“技(テクニック)の横綱(チャンプ)”と賞賛される五大湖(ごだいこ)は、200連勝という偉業を成し遂げる。しかし、その身体は既に原因不明の病に侵されていたのだった。
これまで家族も顧みず、相撲にだけ邁進していた五大湖。育ての親で全米相撲協会の理事長である親方とも、息子のクリスとも分かり合えず、孤独を深める彼のもとを訪れたのは、自らをロボット科学者ドクター・グラマラスと名乗る謎の女だった。
それから1年、変わらず熱狂に沸くデトロイト場所に、五大湖は久方ぶりに姿を現した。変わり果てた姿で。
土俵で殺戮を続ける五大湖に対するのは、長き眠りから目覚めた“角界の守護神”こと名もなき伝説の横綱。過去の栄光、親子愛への渇望が交錯する中、2人の立ち合いが今、爆ぜようとしていた――。
