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漫画の感想やレビュー、随想などをつづる夜

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第126夜 ≠アニメ、もう1つの“反逆”に熱くなれ…『スクライド』

「運命−−−−これほど反逆し甲斐のある相手もいねーーな/そう思うだろ? あんたも!!」


スクライド 1 (少年チャンピオン・コミックス)

スクライド黒田洋介(スタジオオルフェ) シナリオ、戸田泰成 漫画、秋田書店『週刊少年チャンピオン』掲載(2001年6月~2002年4月)

 21世紀初頭、神奈川県横浜を中心に原因不明のエネルギーによる大規模な隆起のため、半径約30kmにわたる地域が日本本土から隔絶された。文明が破壊され、無法地帯となったこの地域は「ロスト・グラウンド」と呼ばれ、ごく一部の市街ではかろうじて秩序が守られているものの、ロスト・グラウンド生まれの約2%の新生児に発現し出した「アルター能力」のために、大半の地域では暴力が支配していた。
 周囲の物質を、意志の力で原子レベルまで分解・再構成して自らを象徴する特殊能力を発揮するアルター能力。「反逆者(トリーズナー)」の通り名を持つアルター使いカズマは、「自らの弱い考えに反逆する」という独自の信念を貫き、弱者をいたぶるアルター使いを相手に、殴ることに特化した右腕のアルター、シェルブリットを叩き込む。
 本国は、カズマを含む「ネイティヴ・アルター」の暴威はロスト・グラウンドの秩序回復の妨げになると判断、ロスト・グラウンド内のモラル回復を目的としたアルター能力者による治安部隊「ホーリー」を設立し、これに対応した。
 自らの価値観と実力を頼りに、天涯孤独の少女、由詑かなみ(なた・——)を保護しながら暮らすカズマの前に、ホーリー隊員にして自律稼働型アルター絶影(ぜつえい)の使い手、劉鳳(りゅうほう)が立ち塞がる。目指すものが重なりながら、相反する信念のために激しくぶつかり合う2人。ネイティヴ・アルターによるホーリーへの抵抗組織「ロウレス」や、ホーリー内部で密かに動き出す野望、それぞれが抱く思い、過去、敵意、愛が、カズマの反逆に力を与える−−。

(さらに…)

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