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漫画の感想やレビュー、随想などをつづる夜

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【一会】『ダンジョン飯 4』……決戦の果て、癒やしのひと時と暗雲

ダンジョン飯 4巻 (HARTA COMIX)

 コンピューターRPGを思わせるダンジョンの中、その深層でドラゴンに喰われた仲間を救うため、生息するモンスターを調理して栄養補給しつつ冒険を進める一行を描いた『ダンジョン飯』。4巻が出たのも2月の話になってしまいましたが、改めてその概要と感想を記したいと思います。
 ちなみに過日、本作の作者である九井諒子氏の作品全般についてのコラムも書きましたので、一応お知らせまで(外部サイト:現実的であるほど、幻想は深まる――九井諒子氏とその漫画 – シミルボン)。

 今巻最初のエピソードである22話の扉で、ライオス達が冒険しているダンジョンがあるのが「島」であることがさりげなく示されつつ、幕開けは前巻で登場したドワーフの女戦士ナマリたち一行がダンジョンから帰還したところから。一行の主であるノームのタンスが、一息つくまもなく出かけた先は、この「島」の領主と思しき「島主」の館でした。

(さらに…)

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