【探訪】リブロ池袋本店…閉店への“寄せ書き”を見てきました
2018/07/20
池袋の西武デパート内の大型書店リブロが来週20日で閉店するという。閉店に際し、各方面の著者が店内の柱に寄せ書きを残しているという情報に触れ、ふらりと行ってみた。
池袋リブロ本店は、池袋の西武本店に入っている。西武といいつつ駅の出口は東口側なので注意が必要だ。西武線から直接出られる南口が最も近いので、そちらを利用してもよい。自分は各線を結ぶコンコースのある地下から西武の地下1階を経由して向かった。
件の柱は、別館のB1F-Aと呼ばれるセクションにあった。リブロに所縁のある多くの方の寄せ書きがあったが、ここでは主に漫画やイラストに関連する方のものを紹介しようと思う(クリックで拡大します)。
コンセプト上、漫画やその周辺の方々に絞らせて頂いたが、文筆やそれ以外の担い手による寄せ書きも多くあったことを附け加えておきたい。2013年の夏に小学館の通称オバQビルが解体されるにあたり、所縁ある多くの漫画家が落書きをした(当該記事はこちら)が、書店への万感の思いが綴られた寄せ書きを見て、あの時と似た自由な空気が感じられた。
今回の閉店は業績等のためではなく、単純に契約期間満了のためのようだ(なぜ契約更新されなかったかは、色々な説がある模様)。跡地には三省堂書店が入るそうなので、機能的にはそう変わらないのかもしれない。また、リブロの方も同じ池袋界隈で移転先を探すという。それでも、40年続いた書店の閉店には、やはり一抹の淋しさを感じる人は多いのではないだろうか。
繰り返しになるが、リブロ池袋本店は来週月曜、7/20の営業で閉店となる。最後のブックフェア「リブロ池袋本店歴代スタッフが選ぶ、今も心に残るこの一冊」も実施中のことであるし、池袋を訪れることがあれば、“寄せ書き”を眺めるついでに立ち寄られてはいかがだろう。