100夜100漫

漫画の感想やレビュー、随想などをつづる夜

*

「 日別アーカイブ:2017年02月01日 」 一覧

【一会】『月影ベイベ 8』……母への想いと告白の舞

月影ベイベ 8 (フラワーコミックスアルファ)>

 富山県富山市八尾に伝わる、越中おわら節に乗せて人々が舞う祭「おわら 風の盆」。その「おわら」をモチーフに、高校生の佐伯光(さえき・ひかる)と峰岸蛍子(みねぎし・ほたるこ)、光の伯父にあたる佐伯円(――・まどか)らの関係を描く『月影べイベ』。8巻が出たのも昨年の話になってしまいましたが、読みましたので書き留めたいと思います。
 作中は前巻から引き続き8月のお盆の頃。9月初旬の「おわら 風の盆」本番は、もうすぐです。しかし、蛍子はそれ以上に気になるものを見つけてしまいました。それは、亡き母・繭子の日記。それも、癌で亡くなった彼女の最後の日々を書き留めたものです。

(さらに…)

広告

広告

広告

広告