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――夜毎、お話ししましょう。貴方が私を縊(くび)らぬ限りは。

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【一会】『Spotted Flower 2』……“攻略法”と、(ある意味)危険な後輩が夫に迫る

Spotted Flower 2

 二次元ヲタクな夫と、“一般人”で妊娠中の妻。名前こそ明らかにされていませんが、どこかで見たような(具体的には作者の代表作『げんしけん』[100夜100漫第3夜]の斑目さんと春日部さん方面)夫婦の、割と赤裸々な欲求と不満な日々を軽妙に描いた『Spotted Flower』の2巻が先日発刊されました。1巻の時に「次巻は3年後くらいかも」と書きましたが、それよりは少し早く、およそ2年半でのリリースです。
 刊行から少し経ってしまいましたが、概要と感想を記しておきましょう。前巻の時は作品の位置付けみたいなものに終始してしまいましたので、今巻は内容に重点を置いてみます。

(さらに…)



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第195夜 個人教授は軽く甘く、しかし数値的には厳密に…『マンガ 化学式に強くなる さようなら、「モル」アレルギー

「プラスの電荷を持つナトリウムイオンとマイナスの電荷を持つ塩化物イオンは静電気の力でお互いに近づいて……/引き合って結合する」「結合……」「うん」「そして……/白いものができる」「まあ……」「塩だ」「塩? 塩を出してどうすんのよ/ああもう! ムードもへったくれも!」 ……

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【一会】『Spotted Flower 1』……ヘタレヲタ夫とカタギ強気妻の「そんな未来」

 刊行からだいぶ経って(1か月ちょっと?)しまいましたが、自分的にはつい先日やっと読んだのでここに書きます。  木尾士目先生と云えば、やはり『げんしけん』(100夜100漫第3夜)が有名ですが、その後の『ぢごぷり』での、育児についてかなり鬱々とした描写も印象深いです。『……

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第37夜 メタリックな胸の内の、天真爛漫と哀しみ…『ぼくのマリー

「あたしが練習台になってあげる/あたしを本物の真理さんと思ってデートに誘ってみてよ」 『ぼくのマリー』竹内桜 作、三陽五郎 協力、集英社『週刊ヤングジャンプ』掲載(1994年1月~1997年2月)  理工系で発明オタクの大学生、雁狩(かりがり)ひろしは、同じテニス……

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第34夜 困惑も諍いも一時の旅情も乗せて、列車は行く…『鉄子の旅

 2013/06/07  100夜100漫, ,

「列車を乗り降りして、久留里線の駅、すべてを見て回るんだ!!」「なんだそりゃーっ!!」 『鉄子の旅』菊池直恵 作、小学館『週刊ビッグコミックスピリッツ増刊IKKI』→『月刊IKKI』掲載(2002年1月~2006年10月)  売れない女性漫画家キクチは、小学館の漫……

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第29夜 リミッター解除した男達の極限妄想…『妄想戦士ヤマモト

「俺たちはたしかにクズだ/自分でもヒクぐらいのクズだ/だがっ/だからこそっ/俺たちは漢でありたいと願うのだ!」 『妄想戦士ヤマモト』小野寺浩二 作、少年画報社『アワーズライト』→『アワーズ増刊』→『ヤングキングアワーズ』掲載(2000年7月~2005年12月)  ……

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第17夜 二次ヲタにだって二次ヲタなりの家族愛…『おたくの娘さん

 2013/05/21  100夜100漫,

「あのお父さん…/ひとつ聞いていい?/お父さんって…/『おたく』なの?」「ごめんね」 『おたくの娘さん』すたひろ 作、作者Webサイト上掲載(2005年2月23日~)→富士見書房『月刊ドラゴンエイジ』掲載(2006年11月~2011年10月)  守崎耕太(もりさき……

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第3夜 二次元ヲタクだって、青春するし恋もする…『げんしけん

「俺に足りないのは覚悟だ」 『げんしけん』木尾士目 作、講談社『月刊アフタヌーン』掲載(2002年4月~2006年5月)  晴れて椎応(しいおう)大学に入学した新入生、笹原完士(ササハラ・カンジ)にはひそかな野望があった。それは高校時代にひた隠していたオタク趣味(……



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