漫画のレビュー&随想 | 100夜100漫

――夜毎、お話ししましょう。貴方が私を縊(くび)らぬ限りは。

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「 恋愛 」 一覧

第123夜 恋の皮を被った私(わたくし)と関わりの物語…『モテキ

「あっ ちょい待ってて/あーうん/ごめんっちょっと待ってて/うっ またメール着信……/俺のキャパは一気に溢れかえった/これが/モテ期か!?/そんな/イキナリ!?/今 急に頂点なの!?」


モテキ (1) (イブニングKC)

『モテキ』久保ミツロウ 作、講談社『イブニング』掲載(2008年23号月~2010年9号月)、『ヤングマガジン』掲載(2003年35号;読切「リンダリンダ」)

 派遣社員の藤本幸世(ふじもと・ゆきよ)は、童貞のまま成人し、夢のない二十代最後の夏を終えようとしていた。そんな彼のもとに、ある日突然複数の女性から連絡が入る。
 3年前に片思いしてフラれた女、思い出したくもない初体験の女、高校時代に唯一告白してきた後輩、去年一緒にフジロックに行ったものの彼氏がいた同僚、年下の女友達、故郷のバツイチ元ヤン。百花繚乱のような状況に、もともと草食気質の幸世はしり込みするが、おっかなびっくり波に乗る事にする。
 しかし、日和れば怒られ、追えば逃げる女心に、免疫のない幸世はきりきり舞いする。どこまでも内向きな自意識を持て余す幸世は、このモテ期の間に恋を成就させられるのだろうか――。

(さらに…)

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第120夜 甘々な見た目に隠されたほろ苦さ…『シュガシュガルーン

「覚えてる…?/ずっと前…/約束したよね/「あたしたちは/ずっと親友」 『シュガシュガルーン』安野モヨコ 作、講談社『なかよし』掲載(2003年9月号~2007年5月号)  魔界に住む2人の小さな魔女、伝説の魔女シナモンの娘で元気者のショコラ=メイユールと、現女王……

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第117夜 地に澱む神代の穢れに抗うは、筋肉質な純情か…『天顕祭

「木島/戻って来いよ/たった1年だけどよ/お前のいねェ足場はさみしいもンだ」 『天顕祭』白井弓子 作、同人誌発表(2006年2月~2007年8月)→サンクチュアリ出版より単行本  かつて、この国は「汚い戦争」を経験し、フカシとよばれる毒物に汚染された。そこかしこが……

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第111夜 「今、ここ」から逃げ出したい、全ての人へ…『彼方から

「なんでこういう事態になったのかわかりませんが/とにかくっ/ぐじぐじしてたって仕方がないと考えましてね/こうしてお世話いただいているのも何かのご縁かと存じますし/この際 腹すえてついていかせていただきたいと決意した次第なわけでして」「………/何を言っているのかわからん」 ……

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第110夜 少年よ、選択肢を切り抜けろ…『Doする!?パラダイス

「ど ど ど どうするよ/オレ~~~……!?」 『Doする!?パラダイス』玉越博幸 作、講談社『コミックボンボン』掲載(2005年8月~2006年10月)  クラスのアイドル、腐れ縁の幼馴染、ちょっと近寄り難かったはずの委員長……。そんな彼女たちに、気付けば少しだ……

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第103夜 一つ屋根の下、可笑しく切なく青春は往く…『めぞん一刻

「生きていれば――/いろんな欠点も見えてくるだろう。/でも 死人は無敵だ。/彼女の中で理想像が増殖していく。」 『めぞん一刻』高橋留美子 作、小学館『ビッグコミックスピリッツ』掲載(1980年10月~ 1987年4月)  東京郊外の時計坂に建つ一刻館は、風呂なし、……

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第101夜 恋と友情は、廻る星座とともに…『星の瞳のシルエット

「気がつくと/まわりはみんな/そわそわ わくわく/あの人がすき この人がすき/毎日ドキドキきらめいて 14歳――――そうね/憧れ とか/恋 とか/片思い………とか/そんなことばが/いつのまにか もう/似合うときになったんだな」 『星の瞳のシルエット』柊あおい 作、集……

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第100夜 手を携え共に歩もう…『3×3EYESサザンアイズ)』

「ヤクモ!! …大丈夫ナノ?」「へへっ/行こう香港!!/必ず君を人間にしてあげるよ」 『3×3EYES(サザンアイズ)』高田裕三 作、講談社『『ヤングマガジン増刊海賊版』→『ヤングマガジン』掲載(1987年12月~2002年9月)  東京新宿。親の都合で一人暮らし……

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第85夜 甘口な、けれど薄荷も効いた日々…『ハチミツとクローバー

「うまくいかなかった恋に意味はあるのかって/消えていってしまうものは無かったものと同じなのかって――」 『ハチミツとクローバー』羽海野チカ 作、宝島社『CUTiEcomic』→集英社『ヤングユー』→『コーラス』掲載(2000年6月~2006年7月)  美大生の竹本……

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第67夜 偽りの表情が紡ぐ恋情と友情は、真実か…『彼氏彼女の事情

「もし傷つくのなら/最初の相手は/有馬がいいわ/……/その日/“彼氏”“彼女”になりました。」 『彼氏彼女の事情』津田雅美 作、白泉社『LaLa』掲載(1996年6月~2005年3月)  神奈川県内トップの進学校、県立北栄高校に入学した宮沢雪野(みやざわ・ゆきの)……

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