地域 | 漫画のレビュー&随想 | 100夜100漫-4ページ

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――夜毎、お話ししましょう。貴方が私を縊(くび)らぬ限りは。

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【一会】『おるたな 宇河弘樹短編集Ⅱ』……三味線と、硝子の靴と、ピー○君

おるたな―宇河弘樹短編集2 (ヤングキングコミックス)

 作者の代表作『朝霧の巫女』(100夜100漫第56夜)の外伝(というか自己パロディ?)が収録されている、というのが恐らく一番の話題であろう短編集が発売されました。「~短編集Ⅱ」とされているのは、2000年に出た『妖の寄る家』が短編集Ⅰに当たるためでしょう。
 「おるたな」というのはもちろん英語のalternativeから来ているわけで、「もうひとつの」というキーワードのもと、『朝霧の巫女』外伝「アサギリノミコ」とあと2つ、計3編が収録されています。とはいえ、キーワードに合致しているのは正直なところ「アサギリノミコ」だけかなー、と。残り2編にこの言葉は、ちょっとこじつけっぽい気がしないでもないです。
 とはいえ、これまで存在は知りながらも読む機会を得なかった短編を読むことができるのは、やはり有難いです。以下、掲載順に従ってちょっとずつ触れてみましょう。

(さらに…)



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第176夜 夢現と血まみれの刃の向こう、優しさの咲く…『竹光侍

「要するに、今の某(それがし)に刀は無用。」「大事な子を一人忘れておいでだよ、お前様」「ん……/見慣れぬ子だな……」「覗いてごらんな、ふふふふふ…」 『竹光侍』永福一成 原作、松本大洋 作、小学館『ビッグコミックスピリッツ』掲載(2006年8月~2010年3月) ……

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【一会】『月影ベイベ 3』……大人の感傷と若者の幻滅

 1巻以来、楽しみに読んでいますが、ここで言及するのは初めてです。現状では月影にもbabyにもあまり関係がありませんが、それは作者の前作『坂道のアポロン』(100夜100漫第138夜)でもそうで、それでも全編語られ終わった時にはほんのりと意味が薫るという名付けられ方なので……

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【一会】『いちえふ 福島第一原子力発電所労働記 1』……収束はしてない。だから働いてます

 GWも後半、いかがお過ごしでしょうか。  昨日は憲法記念日でしたね。だからというわけではありませんが、今日は社会派(?)なこの漫画を。  9.11にまつわる漫画はこれまでも結構な数が出版されているかと(商業誌に限らなければもっと多いでしょうね)。漠然とした放射能……

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第175夜 水面に映る明朗快活…『ケンコー全裸系水泳部ウミショー

「ここで泳ぐ意味ないことないよ/レベルとか/そんなこと言っちゃダメだよ/ここではみーーんな/楽しいから泳いでるんだよ」 『ケンコー全裸系水泳部ウミショー』はっとりみつる 作、講談社『週刊少年マガジン』掲載(2005年7月~2008年4月)  “ウミショー”こと県立……

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第174夜 現代に咲く古式ゆかしい心地よさ…『チマちゃんの和箪笥

「名前って……/私は和久井朝子ですが」「じゃあよく聞いて/朝子さん/朝子さんが この道を望んでるんじゃなくて/朝子さんの中の童(わらべ)が この道を望んでるの/その童が入部したのよ/敬意をはらって命名させてもらったわ」 『チマちゃんの和箪笥』佐野未央子 作、集英社『……

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第172夜 不気味で偉大な、その図形から逃げられない…『うずまき

「最近オレ、この町がいやでしょうがないんだ。/この町にいたらどうにかなっちまうぜ。」「どうして?」「どうしてって…君は何も感じないのか?/オレは昼間、この町を離れているからよけいに感じる…/この町の駅のホームに降りたつたびにめまいを覚える…/この町はオレを幻惑しようとしている…!……

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第165夜 かつてこの国が経験した、凄絶な季節に…『夏のあらし!

「それでも/夏の間だけでも/生きて再びこの世界に居られることを感謝したいわ/だから精一杯/楽しく生きるわ/命短し/恋せよ乙女/紅き唇/褪せぬ間に…ってね/生きてるあなたは/恋をしなよ!」 『夏のあらし!』小林尽 作、スクウェア・エニックス『月刊ガンガンウイング』→『……

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第164夜 10代は背伸びし、20代は首をすくめる…『たまりば

「なんでハルオもまたアイス買ってんの?/さっき食べたじゃん」「オトナは1日にアイス2本食べてもいいんだよ」「いいなぁ〜/オトナ……」「そうでもねーよ」 『たまりば』しおやてるこ 作、エンターブレイン『Fellows!』掲載(2008年10月~2012年2月)  「……

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第159夜 ともあれ、二人、生きていくのだ…『娚(おとこ)の一生

「……私は……昔…」「もうええわ/君の過去のなんのは/つまらん/幸せの話をすると君は下を向くんや/過去には戻れへんのに/どうして目の前のぼくを見いひんのや?」 『娚の一生』西炯子 作、小学館『月刊フラワーズ』→『フラワーズ増刊 凛花』(スピンオフ)掲載(2008年7……



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