哲学 | 漫画のレビュー&随想 | 100夜100漫-2ページ

漫画のレビュー&随想 | 100夜100漫

――夜毎、お話ししましょう。貴方が私を縊(くび)らぬ限りは。

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「 哲学 」 一覧



第156夜 コピーに始まり終わる日々…『星のポン子と豆腐屋れい子

「銀河のあちこちで食べ歩きしてきた私が保証します/あの卵焼きはハヒセに次ぐ美味ですわ/絶対に売れます!!」「うーーん/このままじゃ何も変わらねェしなあ」「やってみようよ!」「ねえ/うちの卵焼きよりおいしい/−−ハヒセって何?」


星のポン子と豆腐屋れい子 (アフタヌーンKC)

『星のポン子と豆腐屋れい子』小原慎司 原作、トニーたけざき 作画、講談社『アフタヌーン』掲載(2013年8月~10月)

 最近売れ行きがかんばしくない西川とうふ店の子ども、れい子とヒロシの姉弟は、夕暮れ時の河原で狐のような不思議な生き物を拾う。両親に隠して部屋まで連れてきた2人だが、その生き物はどうも地球上の生物ではないらしく、言葉まで喋り出したのでびっくり仰天。
 なぜか語尾に「ポン」を付けて喋るその生き物は、「プカロ星のヘトルーチャ・ペロメ」と自己紹介する。ヘギロ商会のセールスウーマンだという彼女−−ポン子は、たまたま食べた卵焼きの美味しさに感動し、まいにち卵焼きを食べさせてもらう交換条件として店のテコ入れに手を貸す事に。
 そんな中、12歳になったれい子に対し、銀河連合法で成人になったことを理由に商談を始めるポン子。それは、ある程度のサイズのものなら何でも寸分たがわず複製できるウルトラスーパーデラックスコピー機の営業だった。
 そして5年後。れい子はついに行動を開始する−−。

(さらに…)



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第149夜 中学教師と生徒達、全身全霊でぶつかります…『鈴木先生

「問題児にも/カミサマにも/手のかからないいい子にも囲まれて−−−−/回想モードは終了だ!!/今日も/こいつらに/全力で教えよう/めいっぱい クールに…/せいいっぱい 真摯に-−−−」 『鈴木先生』武富健治 作、双葉社『漫画アクション』掲載(2005年5月~2011……

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第148夜 神様の原作から名手が描く、機械達の挽歌…『PLUTO

「その角の意味……なんだと思う?」「ヨーロッパの古き神々……/死の神には、角がついていた……」「角……戦士の魂を奪う狩人ハーンは“角の王”と呼ばれた……/ギリシア神話においては、冥界の王ハデス……あるいは、/ローマ神話の冥王……」「冥王……」「プルートウだ。」 『P……

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第139夜 陰鬱でも絶望ではない…『なるたる 骸なる星 珠たる子

 2014/01/12  100夜100漫, ,

「あーーー図工ってキライ〜〜/あたしのこのあふれる夢を/こんなちっぽけな紙の上に描かせようなんて/絶対!!/ムリ!!」「じゃあその夢ってもんは/どれだけの大きさがあれば作れるんじゃろ」「  地球」 『なるたる 骸なる星 珠たる子』鬼頭莫宏 作、講談社『月刊アフタヌー……

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第128夜 流れる涙は、狂おしい郷愁のゆえか…『地球(テラ)へ…

 2013/12/06  100夜100漫, , ,

「みんな聞け/ミュウは弱い!/傷つくとショックを受け/仲間たちの死に気をとられる/だがこれは戦闘だ!!/勝つことだけを考えろ!!/我々はただひとつのことだけを考えるんだ!/この戦いに勝って地球(テラ)へ…/地球へ行くと!」 『地球(テラ)へ…』竹宮恵子 作、朝日ソノ……

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第112夜 大人の男に大切な事…『LA QUINTA CAMERA 〜5番目の部屋〜

 2013/10/05  100夜100漫, ,

「あの貼り紙の下宿先ってあんたの所?」「ああ、俺とこのチェレと残りふたりの/男4人で暮らしてるアパートの一室だ。/4人とも働いてるし/お互いの生活に干渉はしてない。/部屋は使いやすいよ/家賃もウチは安めだ」 『LA QUINTA CAMERA(ラ・クインタ・カーメラ……

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第105夜 開かれた瞳に映る世界は、本質か、かりそめか…『魔女

「あなたにも きっとみえるはずよ。/わたし達は皆……/“彼女たち”の眷族なのだから。/あなた自身のからだで/世界を確かめていきなさい。」 『魔女』五十嵐大介 作、小学館『月刊IKKI』掲載(2003年4月~2004年11月)   彼女たちはどこにでもいる。文明と歴……

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第99夜 破滅に挑む、人の悲しみと儚さか…『百億の昼と千億の夜

 2013/08/11  100夜100漫, , , ,

「神と戦うのか」「おお そうとも/わたしは相手がなに者であろうと戦ってやる/この わたしの住む世界を滅ぼそうとする者があるのなら/それが神であろうと戦ってやる!」 『百億の昼と千億の夜』光瀬龍 原作、萩尾望都 作、秋田書店『週刊少年チャンピオン』掲載(1977年7月……

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第91夜 鈍く終局する世界を見て歩くもの…『ヨコハマ買い出し紀行

「この数年で世の中も随分変わったわ/時代の黄昏が/こんなにゆったり来るものだったなんて/私は多分/この黄昏の世をずっと見ていくんだと思う/私には/時間はいくらでもあるからね」 『ヨコハマ買い出し紀行』芦奈野ひとし 作、講談社『月刊アフタヌーン』掲載(1994年4月[……

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第82夜 旅の最果てを目指し、少年と彼女は行く…『銀河鉄道999

「あなたは機械の体をくれるという星へ行くのね/もし私をいっしょにつれていってくださるならパスをあげるわ/私と同じパスをあげるわ」「パス?」「そう/パスよ/無限期間有効の銀河鉄道の定期よ」 『銀河鉄道999』松本零士 作、少年画報社『少年キング』掲載(1977年1月~……



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