漫画のレビュー&随想 | 100夜100漫

――夜毎、お話ししましょう。貴方が私を縊(くび)らぬ限りは。

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「 ファンタジー 」 一覧

【一会】『せっかち伯爵と時間どろぼう 6(完)』……それは、歳々に還る魂のような

せっかち伯爵と時間どろぼう(6)

 終わるという噂通り、本当に新年最初の『マガジン』で完結した『せっかち伯爵と時間どろぼう』。最終巻となる6巻が発刊になりました。時計仕掛けの狂騒劇は、果たしてどんな結末を迎えたのでしょうか――。

 前巻の途中から、いつもの時事ネタや下ネタの色合いは薄れて、入れ替わるように始まった伯爵の“2周目”。それは最愛の妹を時命(伯爵たち上人類の寿命)による死から救おうとする故の行動でした。しかし、時を遡った影響か、いつしか“2周目”の物語は並行世界へと突入してしまい、大きく分けて7つあるとされるバッドエンド(打ち切り)を1つずつ潰さなければ元の世界に戻れないということに。並行世界の夕仏真心(ゆぶつ・まごころ)の、キリコの絵画「街の神秘と憂鬱」のような登場の仕方に不安がいや増します。

(さらに…)

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【一会】『七つの大罪 13』……覚醒はヒロインの証

 予定通り2か月おいての新刊刊行となりました『七つの大罪』。はやいもので13巻となりました。ちなみに今回の限定版は〈7つの大罪〉メンバーの手配書の似顔絵をあしらったメタルマグネット7つやシールとなっています。  13という数は7と同様、キリスト教的に“いわくつき”の……

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第197夜 孤独の夜を越えて、愛しい風よ吹け…『神風怪盗ジャンヌ

私は強い/だからひとりで大丈夫/だけど 「……っ」 だけどね/ほんとうは―――… 「ずっと“勇気がほしかった”…/逃げ出さずに朝を待つ勇気…/自分の心と向き合う勇気…/誰かを信じて頼れる勇気が/ほしかった…」 『神風怪盗ジャンヌ』種村有菜 作、集英社『りぼん』掲載(……

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第196夜 世界を憂う躁状態に、笑って唖然…『エクセル・サーガ

「出たな権力の手先!」「……いいけどよ」「ええと!/とりあえず名を名乗れっ」「個人情報は答えられないわ/市役所の方から来た者よ」「ほんに胡散臭いな/わしら」 『エクセル・サーガ』六道神士 作、少年画報社『ヤングキング アワーズ』掲載(1996年6月~2011年7月)……

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【一会】『純潔のマリア exhibition』……魔女マリアをめぐる、彼女や彼のイイハナシ

 イギリスとフランスによる百年戦争を背景に、平和を願う魔女にして純潔の乙女マリアが、小生意気な使い魔たち、戦に迎合する魔女たち、兵士ジョセフ、天の御使い達と奮闘したり対立したりしつつ2013年夏に本編完結を迎えた『純潔のマリア』(100夜100漫第134夜)。その後に発表……

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第192夜 その“ヘンなの”と過ごした日々を忘れない…『のらみみ

「やっぱりアレですか。/居候するならドジでメガネでひとりっ子の男の子ですか?」「そりゃあもちろん。/キャラならみんなが憧れる環境じゃないですかね。」「僕、ひとりっ子とドジっていうのはなんとなくわかるんですけど、/メガネの理由がわかんないんですよね。」「さあ…おいらにも説明はできな……

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【一会】『七つの大罪 12』……絶大なり、漆黒の力

 アニメの人気が盛り上がっていますが、漫画本編の物語も一つのクライマックスと思われる『七つの大罪』、前巻から2か月おいての刊行。ちなみに限定版には、全キャラ誕生日付き2015年日めくりカレンダーが付いています。  今巻は、バンとメリオダスによる“大罪”同士の闘いに始……

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【一会】『進撃の巨人 15』……それは誰が為の“選択”か

 考えてみたら、作品そのものについて言及するのは初めてです、『進撃の巨人』。  人類を脅かす強大な巨人が闊歩する“壁”の外と、母を殺され全ての巨人を駆逐せんと怒りに燃えるエレン・イェーガー、その幼馴染で卓越した戦闘能力を有すミカサ・アッカーマン、同じく幼馴染で体力的には……

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【一会】『魔法陣グルグル2 3』……最古にして最も有名な友達

 2巻から8か月を経ての刊行となった、メルヘンチックとオヤジチックの共存が相変わらずカオスな魅力の『グルグル2』。前作『魔方陣グルグル』の新装版も出揃ったので、『2』から入った読者も安心といったところでしょうか。  サビーナ王国での惨劇(笑)から人々を救うため、そして魔……

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【一会】『七つの大罪 11』……“ただの言葉”が力になる時

 今月5日からのテレビアニメの影響がやはりすごい『七つの大罪』。勢いづいたところで11巻の刊行となりました。今巻を思い切り圧縮すると、王都での“七つの大罪”VS聖騎士の闘いに一応の決着が……と思いきや、魔神の血によって、事態は更に混迷を極めていく――といったところでし……

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