100夜100漫

漫画の感想やレビュー、随想などをつづる夜

*

【探訪】羽海野チカの世界展 ~ハチミツとライオンと~…“ふわふわ”と“勝負”のナイスマッチ

      2016/08/11

IMGP4580 8月4日から17日まで、池袋西武で「羽海野チカの世界展 ~ハチミツとライオンと~」が催されている。先日うかがってきたので、場内は撮影不可のため内容的な写真はないが、周辺の写真と簡単な感想を書き留めたいと思う。
 同展の詳細については、以下のサイトからどうぞ。
羽海野チカの世界展〜ハチミツとライオンと〜 | 白泉社
[西武ギャラリー]羽海野チカの世界展 〜ハチミツとライオンと〜|西武池袋本店|西武・そごう

会場まで
 開催されているのは、西武池袋本店の2階にある「西武ギャラリー」。以前行った「もやしもん×純潔のマリア原画展」(当該記事)と同じ場所だ。
IMGP4581 自分は西武池袋線からの方が早いので、まずは池袋線からのアクセスを。といっても、場所が西武本店なので、西武池袋線のホームからそれほど遠くもない。

IMGP4582 改札の中の柱にポスターが張られているし、改札を出れば、柱に設置された液晶パネルにも同様の表示が。
 そのまま真っ直ぐ進み、右手にある西武本店への入り口を入って、右方向に進んでいけばいい。

IMGP4597 JRおよび東京メトロからならば、ともかく西武口方面に向かおう。

IMGP4596 西武本店と西武池袋線の駅は隣接しているので、西武池袋線を目印にしても可。

IMGP4595 コンコースからだと、西武本店の地下1階に入ることになる。方角的には南、店内の区分で云えば「別館・書籍館」を目指して進んでいく。

IMGP4584IMGP4585 といっても、少し注意していれば案内に気付くと思う。

IMGP4587 連絡通路まで来ればもう少し。

IMGP4588 無印良品の看板を目印に、左手にあるエスカレーターを昇っていく。

IMGP4589 地下1階から地上2階に上がる。

IMGP4590 会場階に到着。エスカレーターだと出口の方に到着するので、左手にある入口に回る。

IMGP4591 『3月のライオン』の登場人物が出迎えてくれた。

IMGP4592 入口前に到着。当日券での入場料は以下の通り。
 〈一般〉800円
 〈大学生・高校生〉600円
 〈中学生〉300円(小学生以下無料)

場内
 写真は撮れなかったので、文字で概要を示そう。
 会場内は、エントランス、『ハチミツとクローバー』、『3月のライオン』、コラボレーション、物販に区切られており、前半部分で150展以上の原画が展示されていた。
 『ハチミツとクローバー』のセクションで印象に残ったのは、学生アパートの一室を模した畳スペース。冒頭で、森田がコロッケを大量に買って帰ってきたシーンが再現されていて可笑しかった。
 『3月のライン』セクションは、「対局」と「川本家」を対比するように展示されており、両者が混ざり合ったあの漫画の雰囲気が再現されていたように思う。将棋は勝負だから、「対局」の原画を見ているだけで目頭が熱くなる。

 コラボレーションのセクションには、アニメ化と映画化が進捗中の『3月のライオン』の資料や、食玩・雑貨メーカーRE-MENTの商品による川本家ジオラマなど、様々なものがあったが、最も自分の目を引いたのは羽海野先生の創作法についての展示だった。あの画面は、やはりネームを繰り返し修正していくしていくことで、濃度が高められて生じるものなのだ。
 先生の仕事道具や持ち物などの展示も興味深かったし、書籍の表紙・挿絵などの仕事も幾点か飾られており、漫画以外への広がりを感じられる内容だったと思う。

帰途
IMGP4593 同じビル内の三省堂書店が特別協力しているということなので、せっかく来たのだし、と地下1階の書店エリアも見ることにする。

IMGP4594 地下1階の三省堂書店の一角(それほど広くもないけれど)が、展示のサテライトショップになっていた。既に完売したものもあった模様。

IMGP4600 暑いけれどちょっと外に出て、西武本店の外観も。垂れ幕にもしっかりと案内が出ていた。

IMGP4608 ここからは帰宅後に撮影。当日券はこんな感じ。

IMGP4604 会場限定グッズの1つ、クリアファイル。

IMGP4607 物販の支払いの時に渡された、「川本家のふくふく食堂!」なる催しの案内。9月21日から26日にかけて、西武本店7階で催されるらしい。
 あの川本家の名物料理の数々が実食できるということだろうか。詳細は8月19日公開のスペシャルサイトをチェックとのこと。

 夏休みということもあってか、平日だったにも関わらず場内はかなりの盛況だった。やっぱり女性が多かったのだが、将棋から『3月のライオン』に興味を持ったのか、中年男性の姿もちらほら見られたのが印象的だった。漫画作品だけでなく“羽海野先生の作ったもの”全般を見ることができ、手作り感のある展示だったと思う。
 展示期間が今月17日までと短いので、興味のある方は早めにお出かけを。

 - 漫事探訪

広告

広告

広告

広告

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

  関連しそうな記述