【随想】受験シーズンなので受験がでてくる漫画を考えてみる | 漫画のレビュー&随想 | 100夜100漫

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【随想】受験シーズンなので受験がでてくる漫画を考えてみる

      2014/08/03

 こんばんは。夜食に甘いものはキツくなってきた100夜100漫です。
 えー、今週末は大学入試センター試験ですね。受験生でここを読んでいる方は皆無でしょうが、もしおられたらブラウザを閉じて寝るか勉強にもどるんだ息抜きを上手にしてもう少しのあいだ頑張ってくださいね。
 センター試験は、そのむかし自分も受験しました。あれだけ「国語Ⅰ・Ⅱ」を解くんだ、と事前に確認していたにもかかわらず、国語の時間が始まった途端に頭から飛んでしまい、開始30分くらいで「国語Ⅰ」を解いていることに気付いた時の絶望感も今となっては懐かしいです。
 さて、割合からいけば、漫画は10代の少年少女が主人公であることがたぶん最多だと思われるけど、それだけに作中で受験が描かれることも多いですね(というか物語の展開として不可避な部分もある)。細かく挙げると多分キリがないけど、作品に占める受験のウェイトが比較的大きいものを羅列してみる。

 自分的にはまずは赤松健『ラブひな』(100夜100漫第19夜)を挙げます。やはり序盤の物語と自分の受験が重なっていたのが大きい。特に受験についての知識が得られるわけではないけれど、基本的にお気楽な作風なので精神安定剤として優秀かと。
 時代的にもジャンル的にも『ラブひな』とかぶってはいたけれど、微妙に違う路線だったのが『まじかる☆タルるートくん』(100夜100漫第98夜)の江川達也による『東京大学物語』。作者が数学教師の資格を持っているだけに、序盤で作中の色々な現象を数学的に考えようとする(便意が襲ってくる感覚が指数関数を計算する、とか)主人公の村上君のモノローグはしっかり問題演習みたいになっちゃってます。もしかしたら、数学の勉強の役に立つ、かもしれない。いやまぁ、ラストは賛否両論あるけれど…。
 ちょっと古い時代では、『おぼっちゃまくん』(100夜100漫第48夜)を描いた小林よしのりの『東大一直線』および『東大快進撃』かな。ギャグ漫画だけど、特に後者には作者の受験テクニックが散りばめられていて、意外と侮れない。
 受験テクニックという意味では三田紀房『ドラゴン桜』は有名だしやっぱり外せないでしょう。勉強というものに戦略があることをもっと意識していれば、自分ももう少し楽に勉強できたんじゃないかな、と今になって思います。色々と応用できそうなので、受験が終わってから読んでも役に立つかも。
 これも少し昔だけど、叙情的に受験を描いたといえば原秀則『冬物語』ですね。古き良き(?)80年代の浪人生の生活が描かれている、んだけど、『部屋(へや)においでよ』(100夜100漫第44夜)といいこの作品といい、原作品は巡りあいわかれ行く男女に心が痛んで辛い。でも名作。
 ん。受験を大きく扱った漫画というと、だいたいこんなところでしょうか。あまり最近の作品が出なかったのが気がかり。自分が未知なだけで、どこかで連載されていたりするのかね。
 作中の一要素というか、展開上登場するもので印象に残っているのは、あずまきよひこ『あずまんが大王』(100夜100漫第46夜)と安倍吉俊『NieA_7』(100夜100漫第79夜)かな。特に『あずまんが』は連作4コマなのにあの味わいの広がりっぷりは何なんだ。
 それと忘れてたけど『めぞん一刻』(100夜100漫第103夜)も序盤は五代君の浪人物語だったんだよね。受験モノとしてはライトだけど、漫画として十分過ぎるほど魅力的なので受験とは無関係に読んで欲しい限りです。

 以上、適当に挙げてみたけれど、やっぱり辛い冬(受験)を乗り越えて、春にサクラサクというパターンは偉大だな、と思ったり。一時期、秋入学化の話もあったけど(あれってその後どうなったのか、誰か知ってます?)、やっぱり我慢の冬と、新生活への期待と不安が入り交じる桜の季節、という対比が自分は好きだなー。
 今年も、頑張った人が納得のいく春を迎えられますように、とお祈りをして今日は終わります。

 - 随意散漫

 

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