漫画のレビュー&随想 | 100夜100漫

――夜毎、お話ししましょう。貴方が私を縊(くび)らぬ限りは。

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「 随意散漫 」 一覧

【一会】『七つの大罪 7』……ひねくれ者の仲間思い

七つの大罪(7) (少年マガジンコミックス)

 書こう書こうと思っていながら遅くなってしまいましたが、最近の人気作でもあるし、ちょっと思った事を書こうと思います。
 メリオダスの暴走と例の欠けた剣の喪失(黒目がちな無表情が恐ろしい!)、そんな彼を痛めつけた相手へのディアンヌの怒りと神器(ギデオン)の威力、聖騎士側のパワーバランスの傾斜に、色欲の罪(ゴート・シン)ゴウセルの登場と、幾つもの要素が組み込まれている今巻でしたが、自分としては、個々の団員たちの関係性が深掘りされていたのが心に残りました。

(さらに…)

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【一会】『月光条例 27』……瞳に月を映して消えゆくものたち

 2014/02/24  一画一会, 随意散漫

 ついこの間26巻について書いたと思ったら、もう27巻。帯によると「怒濤の2か月連続刊行」とのこと。以前『はじめてのあく』(第95夜)でもラスト4巻が4か月連続刊行されていましたが、小学館のお家芸なんでしょうか。  前巻に引き続き、「紙上の者」こと「おとぎばなし」の……

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【一会】『せっかち伯爵と時間どろぼう 1』……変わらぬ安定感と、既にある不穏

 帯には「待望した!」と大書されている、『さよなら絶望先生』(100夜100漫第36夜)で知られた久米田康治先生の最新刊です。  先に作風の話をすると、「不労腐死」とか「9金以下の純度のものだけ買い取り」とか拷問とか臓物とか、言葉遊びから風刺的な内容でギャグを展開し、し……

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【一会】『白暮のクロニクル 1』……お役所と人ならぬ者と眉毛

 ゆうきまさみ氏が漫画家になる前、地方公務員として働いていた(らしい)ことは、『機動警察パトレイバー』(100夜100漫第45夜)でも書いたし、そう認識されているファンの方も多いと思います。この漫画の主人公は「地方」ではありませんが、厚生労働省で働く公務員であることには違……

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【随想】大雪が降ったので、“雪”を感じる漫画を挙げてみる

 2014/02/09  随意散漫

 昨日、関東に降った雪はすごいものでしたね。その日は交通機関など使わなかったものの、外出する用事があったので、普段とは違った街の様子がよく分かった次第です。  十数年に一度の大雪だったことも受けて、今日は雪が印象的な漫画をずらずらとあげつらってみようと思います。……

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【一会】『夜とコンクリート』……自然と人工物を並べる美しさ

 標題作。不眠気味の建築士の、少し疲れてやがて眠れる一夜。  「夏休みの町」。暇暇な大学生たちと、丘の上の戦闘機とお爺さん。からの、反転。  「青いサイダー」。つんけんした母親に色々言われながらも、空想に遊ぶ僕少女。と、屋上のおじさん。  「発泡酒」。その時の“本当……

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【随想】節分にかこつけて、鬼にちなんだ漫画について語ろう

 2014/02/04  随意散漫

 昨日は節分でしたね。我が家では簡単に豆まきをしてお茶を濁しましたが、皆さんのところはどうだったでしょうか。調べて驚いたのですが、苗字が渡辺さんの家は、豆まきしないところもあるそうです。平安時代の渡辺綱(わたなべの・つな)が有名な鬼切りで、今も鬼が恐れているから、らし……

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【一会】『まるせい 1』……成年漫画描きの青春と苦闘

 刊行から少し経ってしまいましたが、面白かったので書きます。  タイトルの「まるせい」とは、「○」に「成」と書く、いわゆる成年向け漫画、ようするにエロ漫画のこと。『100夜100漫』は中高生くらいから上の人が読むだろうな、と思って書いていますので、基本的に成年漫画は……

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【一会】『乙嫁語り 6』……戦う男と幕を引く婆

 もう発売から1週間が経ってしまったけど、読んだので。  以下、ストーリー説明(ネタバレのため反転)。  だんだんと成長していくカルルクは、妻のアミルがいつまでも子ども扱いするのが気に入らない。アミルはカルルクを心配するからこそ、新しい服にもお守りの刺繍を施……

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【一会】『月光条例 26巻』……それぞれができるコト

 「随意散漫」カテゴリでは継続中の漫画についても言及する、というわけで、先日発売の『月光条例』26巻について書いてみようと思います。(←後日追記:単行本1巻ごとの記事については、ひとまず「随意~」のサブカテゴリとして「一画一会(いちがいちえ)」を設定しました。)  ……

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