随意散漫 | 漫画のレビュー&随想 | 100夜100漫-14ページ

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――夜毎、お話ししましょう。貴方が私を縊(くび)らぬ限りは。

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【一会】『乙嫁語り 6』……戦う男と幕を引く婆

乙嫁語り 6巻 (ビームコミックス)

 もう発売から1週間が経ってしまったけど、読んだので。

 以下、ストーリー説明(ネタバレのため反転)。
 だんだんと成長していくカルルクは、妻のアミルがいつまでも子ども扱いするのが気に入らない。アミルはカルルクを心配するからこそ、新しい服にもお守りの刺繍を施そうとするのに。家族の間で刺繍をするかしないか議論されるが、カルルクの祖母バルキルシュの鶴の一声で本人たちの話し合いで決めることになる。で、結局はカルルクに説得されて刺繍はしないことになる。日に日に大きくなるカルルクにアミルは今更ながらときめきの予感を感じるのだった。

 一方、アミルの実家であるハルガル一族は焦っていた。有力者であるヌマジ一族との婚姻関係を保つため、アミルとカルルクの結婚を一方的に破談にして、アミルをヌマジの嫁にしようとカルルクの街を襲撃までしたものの、街の人々の抵抗にあい、失敗したのだ。
 族長のベルクワトは遠い親戚にあたるバダン一族と共闘関係を結び、再びアミルたちの街を襲撃しようと企てる。今度はアミルを連れ戻すのではなく、街の人々を皆殺しにし、街そのものを略奪するために。
 しかし、族長の長男アゼルはバダンに不穏なものを嗅ぎ取る。ロシアの近代兵器を大量に持ちながら、それをハルガルにほとんど無償で貸し与え、見返りもほとんど要求しないバダンには何か裏があると感じたのだ。従兄弟のジョルクとバイマトも同意見で、3人は独自の判断で動くことを決める。

 襲撃の直前、ジョルクは街に潜入し、アミルに襲撃計画のあらましを知らせ、逃げるように進める。しかしアミルは、カルルクが戦うのならば妻としてこれに従い、街に残ると応える。
 直後、街はハルガルの襲撃を受ける。人々は応戦するものの、大砲や銃といった近代兵器に馬の機動力を組み合わせた戦術に押し込められる。街は陥落寸前と思われたが、その時、ハルガルもろとも巻き込んでの銃砲撃が降り注ぐ。バダンが裏切ったのだ。
 いち早く事態を把握したアゼルは、単身でバダンに切り込み、バダンの長オル=タムスを討つ。バダンの陣から退いてきたアゼルが見たのは、父ベルクワトと戦うカルルク、そしてそれを助けるアミルの姿だった。実の父を追いつめ、その喉に刃を押し当てるアミル。カルルクはアゼルを敵視して戦いを挑もうとするが、アゼルはバダンの砲撃から2人を庇う。
 アゼル、ジョルク、バイマト、そしてアミルの援護によってバダンは壊滅したが、同時に街の人々はアゼルたちを敵とみて拘束しようとする。その時、この地方を支配する藩王より使わされた治安部隊が到着、事態の収拾を図り、アゼルたちは取り調べを受けることとなる。落着を待ったように、カルルクは自らの怪我に気付き倒れる。
 瀕死ながらも落ち延びたベルクワトは復讐に燃えていた。が、背後からの矢が止めをさす。バルキルシュは渋面にため息をつき、立ち去る。
 カルルクは無事に回復し、アミルはバルキルシュから父の死を知らされる。アゼルの手当てをしながらも、アミルの涙は止まることはなかった。

(さらに…)



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