漫画のレビュー&随想 | 100夜100漫

――夜毎、お話ししましょう。貴方が私を縊(くび)らぬ限りは。

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「 一画一会 」 一覧

【一会】『蟲師 特別編 日蝕む翳』……再会と、満ち欠けへの祈り

蟲師 特別篇 日蝕む翳 (KCデラックス)

 桜も終わって、そろそろ緑が眩しい季節になりました。
 この季節に合わせたかのような濃緑が目に染みる表紙で現れた本書。以前100夜100漫で扱った『蟲師』(第114夜)の続編、というか新エピソードが描かれています。昨年末に『アフタヌーン』で前後編で掲載され、直後にアニメ化もされた一篇ですが、凝った装丁がされ、あとがき漫画が付くとまた趣き深いものですな。

(さらに…)

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【一会】『七つの大罪 8』……その者の名前、マーリン

 祝アニメ化、ということで徐々に出版社も力を入れ始めている気がする『七つの大罪』。単行本の刊行ペースは2か月に1巻のようですね。  今巻で、なんとなーく、メリオダスたちが罪を着せられている10年前の王国転覆疑惑事件の手がかりらしきものが示されてきました。メリオダスた……

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【一会】『月光条例 28』……いまはまだ、泣くべき刻じゃないぜ

 26巻から毎月連続刊行されている『月光条例』。このまま最終巻まで行くのでしょうか。 (さらに…)……

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【一会】『銀の匙 11』……年度終わりと、愛すべきシビアさ

 長いようでやっぱり長かった、エゾノーでの1年が終わろうとしています。  思えばハチも随分たくましくなりましたねー。自分のご飯は自分で守る、が染み付いているあたり、連載開始当初とは一味違う、強い生命力を感じます。  バレンタイン投下作戦とか闇鍋とか、楽しいエピソードを……

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【一会】『魔法陣グルグル2 2』……魔王とグルグルと、大人になるということ

 例によって少し経ってしまいましたが、これは書かねばなりますまい。  一度は世界を救っちゃった(100夜100漫第28夜)勇者ニケとグルグル使いククリの、二度目のへっぽこ冒険道中も2巻目。前作から登場し、前巻終盤でまさかのパーティー入りを果たしたキタの街の兄妹ザザとミグ……

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【一会】『七つの大罪 7』……ひねくれ者の仲間思い

 書こう書こうと思っていながら遅くなってしまいましたが、最近の人気作でもあるし、ちょっと思った事を書こうと思います。  メリオダスの暴走と例の欠けた剣の喪失(黒目がちな無表情が恐ろしい!)、そんな彼を痛めつけた相手へのディアンヌの怒りと神器(ギデオン)の威力、聖騎士……

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【一会】『月光条例 27』……瞳に月を映して消えゆくものたち

 2014/02/24  一画一会, 随意散漫

 ついこの間26巻について書いたと思ったら、もう27巻。帯によると「怒濤の2か月連続刊行」とのこと。以前『はじめてのあく』(第95夜)でもラスト4巻が4か月連続刊行されていましたが、小学館のお家芸なんでしょうか。  前巻に引き続き、「紙上の者」こと「おとぎばなし」の……

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【一会】『せっかち伯爵と時間どろぼう 1』……変わらぬ安定感と、既にある不穏

 帯には「待望した!」と大書されている、『さよなら絶望先生』(100夜100漫第36夜)で知られた久米田康治先生の最新刊です。  先に作風の話をすると、「不労腐死」とか「9金以下の純度のものだけ買い取り」とか拷問とか臓物とか、言葉遊びから風刺的な内容でギャグを展開し、し……

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【一会】『白暮のクロニクル 1』……お役所と人ならぬ者と眉毛

 ゆうきまさみ氏が漫画家になる前、地方公務員として働いていた(らしい)ことは、『機動警察パトレイバー』(100夜100漫第45夜)でも書いたし、そう認識されているファンの方も多いと思います。この漫画の主人公は「地方」ではありませんが、厚生労働省で働く公務員であることには違……

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【一会】『夜とコンクリート』……自然と人工物を並べる美しさ

 標題作。不眠気味の建築士の、少し疲れてやがて眠れる一夜。  「夏休みの町」。暇暇な大学生たちと、丘の上の戦闘機とお爺さん。からの、反転。  「青いサイダー」。つんけんした母親に色々言われながらも、空想に遊ぶ僕少女。と、屋上のおじさん。  「発泡酒」。その時の“本当……

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