100夜100漫

漫画の感想やレビュー、随想などをつづる夜

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【探訪】コミティア120参加記録…原点を楽しむ

      2017/05/16


 恒例の5月コミティアに参加してきたので、いつもの通り写真と文章で記録を残したい。過去の記録は下のリンクからどうぞ。
【探訪】コミティア119参加記録…さくっと参加ながら割と充実
【探訪】コミティア118参加記録…天気晴朗、穏やかに会場散策
【探訪】コミティア117参加記録…短時間ながら、ゆったりしっかり巡回
(116以前は目次からどうぞ)

 いつも寝坊や準備に手間取って現地入りが遅くなるのだが、今回は午前中に別件があり、午後からの参加は織り込み済みだった。13時半過ぎに豊洲に到着。

 ゆりかもめで国際展示場正門駅に着いたのは14時ちょうどくらいだったろうか。日差しが強く、帽子が欲しいところ。

 電車の中で楽器を持った人を多く見かけたのは、東京国際音楽祭なるもののプレ大会が同時に催されていたためだった。掲示を見る限り、まだ始まったばかりのイベントのようだ。

 さらに、西ホールではカードゲームなどのコンテンツを扱う会社ブシロードの10周年祭も。

 とはいえ、時間も時間なのでエントランスから入っていく人はまばら。帰る人の方が多い感じだった。

 アトリウムも混雑しておらず、スムーズに移動できた。

 GWのコミティアは3ホールを使用。いつもの東4・5・6である。

 東ホールへの通路。これから東へ向かう人たちもちらほら居た。

 東4ホール前を経て、出入り口のある東5ホールへ。参加サークルのカタログである『ティアズマガジン』(当日購入1,000円)を購入して中に入るのだが、完売していると入場フリーとなる。

 14時過ぎの時点ではまだ完売していなかったので、購入して中へ。このあと14時45分頃に完売し、入場フリーとなる旨の放送があった。

 入場してみれば、かなりの混雑。歩くのに困るほどではないが、人が溜まってゆっくり進まなければならない箇所がところどころある感じだった。

 有志の人が集まって決める「マンガ大賞」が10周年とのことで、記念本の刊行と展示が行われていた。

 歴代の受賞作の作者が寄せたメッセージの原画の展示も。全部がそうなのか分からなかったので、「撮影OK」と付された以下のものだけ撮影した。 ちなみに上記以外の受賞作は以下の通り。
 2010年…『テルマエ・ロマエ』(ヤマザキマリ氏)
 2011年…『3月のライオン』(羽海野チカ氏)
 2013年…『海街diary』(吉田秋生氏)
 2016年…『ゴールデンカムイ』(野田サトル氏)

 毎度おなじみとなった出張漫画編集部。

 段々と規模が拡張されていっており、今年は120媒体が参加。多くの企業が漫画というコンテンツを求めているということだろうか。

 会場ほぼ中央にある見本誌コーナー。こちらもいつも通りの盛況。

  複数のサークルが同じテーマで制作する“部活動”。妖怪部は今回もスタンプラリーを実施中。

 恐らく今回創設の旅部と、何気に長い活動歴を有する人外部。過去のものも含めると、どれくらいの部活動があるのだろう。

 コミティアと云えばオムそば(?)。今回もいつもと同じ通路側の一角で営業していた。

 企業出展の中で気になったのが、在庫を持つのではなく、受注生産することで効率的な同人誌委託販売を実現するという「ライブラ」。今夏からサービス開始予定とのこと。オンデマンド印刷ということなのだろうか。

 ひと通り回り、閉会となる16時の直前に会場を後にした。
 向かいの東1・2ホールは、昨年と同じように株式会社ボークスによる「ジョイントフェスティバル5 -2017 春-」が催されていた。参加型ホビーイベント「ホビーラウンド17」と、ドールの祭典「ドールズ・パーティー37」のジョイントイベントである。

 例のごとく正面エントランスまでは戻らず、東ホールから直接ゆりかもめの「有明」駅へと。正味の滞在時間は2時間弱といったところ。

 有明駅から、りんかい線「国際展示場」駅前を撮影。それほど混雑はしていない模様だった。

 今回の購入物から一部。読み応えのあるものが多く嬉しい。

 節目と思われた120回だったが、特に特殊な企画などはなかった。2014年に30周年を迎え、その時に盛り上がったためだろう。
 しかし、“オリジナルオンリーの「自主制作漫画誌展示即売会」”という点について云えば、自分としては面白い作品を多く読むことができ、満足できるものだった。企画も楽しいが、やはり「新しい漫画を読みたい」というのが足を運んでいる第一の理由だ。

  次回のコミティア121は、8月20日(日)11:00~16:00、ビッグサイトの東5・6ホールで開催予定。例年コミケ直後のため、ゆったりしたものになりそうだが、その弛緩した雰囲気も楽しみたい。

 蛇足となるが、『100夜100漫』は、このGWで設立から4周年である。『シミルボン』への投稿などもあり、本家の更新は控え目、看板コンテンツである「100夜100漫」に至っては4年目の更新ゼロという体たらくだが、その辺も梃子入れをしつつ、変わらず運営していきたい。
 5年目も、どうぞよろしくお願いします。

 - 漫事探訪

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