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【一会】『七つの大罪 27』……憂心去らぬ、再集結

七つの大罪(27) (講談社コミックス)

 魔の血を受け継ぎながら平和を願ったメリオダスを団長に、様々な種族が集った7人の騎士団〈七つの大罪〉の戦いと、過去の因縁を解き明かし、アーサー王の伝説へと連なる前日譚『七つの大罪』。27巻が出たのは去年7月です。既に29巻まで出ている本作ですが、まずは今巻から、読んで思ったことを書きたいと思います。
 今巻の限定版は特製Tシャツ付き。鈴木先生の描き下ろしイラストが背面にあしらわれたデザインはもちろん、綿100%という点も、なかなかいいと思いました。

 大まかに云って、今巻は再集結と再出撃の巻ということになるでしょう。まず描かれるのは、3000年前に飛ばされていた〈怠惰の罪(グリズリー・シン)〉キングと〈嫉妬の罪(サーペント・シン)〉ディアンヌの、現在への帰還です。
 そもそも〈十戒〉として対峙した初代妖精王グロキシニアと巨人王ドロールにより、「試練」として過去に送り込まれた2人。どうやらその「試練」には揃って合格のようです。
 合格の条件は、過去のグロキシニアやドロールとは違った選択をすることだったみたいですが、「どうしても、こうしなければならない」と思うことも、他の人からすれば割とそうでもない、ということは有り得ます。特にディアンヌの選択は、ドロールには無理でも彼女にとっては自然なものだったということでしょう。
 かくして、試練を乗り越えた2人はひと回り成長し、お互いの関係も一歩前進。彼らの行動は、グロキシニアとゲラードの兄妹関係も修復することとなったようです。

(さらに…)

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