漫画のレビュー&随想 | 100夜100漫

――夜毎、お話ししましょう。貴方が私を縊(くび)らぬ限りは。

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【一会】『月影ベイベ 9(完)』……一切は、楽の音と共に流れていきます

月影ベイベ 9 (フラワーコミックスアルファ)

 毎年9月初頭に行われる富山市八尾の風習「おわら風の盆」までの季節を舞台に、高校生の佐伯光(さえき・ひかる)と峰岸蛍子(みねぎし・ほたるこ)を始めとした「おわら」に親しむ高校生たちと、それを見守る光の伯父にあたる佐伯円(――・まどか)を始めとした大人たちの群像も描いた『月影ベイベ』。最終巻となる9巻が、この5月に刊行されました。現実の「風の盆」まで3週間たらずとなった今、読んだ思いを書き留めたいと思います。

 今巻は、時間軸で云えば作中9月1日から3日の3日間、「おわら風の盆」の一部始終が大半を占めています。そこで織り成された出来事たちは、いずれも物語の締めくくりに相応しいものだったと云えそうです。

(さらに…)

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