ルネサンス末期の16世紀。その古典文化復興の中心地となったイタリアの、男社会な絵画界に、ひとり飛び込んだ貴族の娘アルテを描く絵画修行漫画『アルテ』。1月に6巻が刊行となりました。読んで思ったことを書きたいと思います。 師匠レオのアトリエに住み込んで研鑽を積んでい……
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【一会】『魔法陣グルグル2 7』……そして魔王となったもの
基本はファンタジー&メルヘンだけど、随所に滲む日本の観光地のお土産屋さん的な(良く云えばアットホーム、悪く云えば所帯じみた)雰囲気が特徴的なRPG的冒険譚の続編『魔法陣グルグル2』。1月末に7巻が出ました。初代から数えて3度目のアニメ化も決まったとのことで盛り上がる中、だいぶ遅くなりましたが概要と感想を書こうと思います。
魔王のもとにさらわれた勇者ニケを奪還したククリたち。しかしニケの身体は呪いに蝕まれていました――いや、そんなにシリアスな話でもないんですけど。ただ、ククリ、ジュジュ、デキルコと女子が多めなパーティーの中、夜になるとチョイ悪系な“龍”になってしまうニケの呪いは、なんだか三角関係の火種として作用してしまった模様。急接近したニケとジュジュに、ククリのジェラシーは何故か変態的な出で立ちのおっさん(というか愛の使者)を呼び寄せたのでした――という辺りから、今巻はスタートです。